姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

学校での指導を通して感じたのは伝える側の勘違いでした

おはようございます。

 


昨日は「兵庫県瓦葺き技能士会」として参加している厚生労働省からの

受託事業のものづくり実演&体験教室の指導の日でした。

今回は篠山市立篠山中学校です。今年度は全部で21回あるらしい

ですが、そのうち瓦葺き教室は8回ほど指導があります。

兵庫県内の小中学校へ直接出向いての指導で、これとは別に姫路の

「ものづくり大学」での体験実習の指導も年に6回あります。

今回は中学生12名に講師4名で瓦の歴史や種類の話をした後に架台での

模擬瓦葺きやタガネの使い方の指導、鬼瓦の形をした板瓦に絵を描いて

みるという内容です。

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最後の板瓦へのお絵描きは体験教室を引き受けるに当たって、何か

生徒達の印象に残るようなものを持って帰ってもらいたいという事で

企画してます。

講師は当然技能士会に所属している現役の技能士なんですが、去年一年

を通して指導の内容を煮詰めてきたのである程度は決めたのですが、

毎回同じ人がやるわけではないので、人によって少しずつ内容が

変わったりします。

今日一緒に指導してて思ったのは現場で仕事をしている人の指導ほど、

分かり難いって事でした。

こうしてブログを書くようになったから気付いた事かもしれませんが、

専門用語を当たり前のように使ってしまって、横から解説を入れる

場面もありました。

 

再度、講師をやる予定の人間で伝える内容を統一しないといけない

かもしれないと感じました。

今回は中学校3年生で結構積極的に質問もしてくれたので、いろいろと

補足説明をする事も出来たんですが、相手に依らずに説明出来るような

内容を提案してみます。

 

それでも教室間を移動してる時に他の職種の体験をしている子に

「楽しかった!」って言ってもらえるとすごく力になります。

会社を半日空けてしまう事になるので、段取り組むのも大変やけど、

出来るだけ続けていきたい活動です。