姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

やってみるとイメージが変わりました。大阪で瓦割体験です。

こんばんは。

 

昨日は神戸にて半年間準備してきた組合事業の会議でした。

大きなトラブルもなく無事終える事が出来たんですが、コレについてはまた後日

ゆっくりまとめてブログにしたいと思います。

運営側やったのでちょっと時間かけてまとめようと思うので・・・。

で、今日参加してきたイベントなんですが、大阪府瓦商工業協同組合青年部

さんの「俺たち屋根屋やねん!in道頓堀」です。

大阪なんばの道頓堀添いのとんぼりリバーウォークで瓦割体験や無料相談会など

を行うイベントなんですが、なんと今年で4回目だそうです。

これまで開催されている事は知っていたんですが、初参加でした。

昨日の会議に参加して頂いた近畿の瓦屋さんや私が所属している兵庫県

青年部の吉川部長も来ていて業界内での注目度の高さが伺えます。

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海外から観光に来られている方の注目度も高くて絶好の瓦のPRです。

瓦割体験に使われている瓦は「熨斗瓦(のしかわら)」と言って基本的に

割って使う瓦なので、瓦に馴染みのない人が思っている以上に割れやすい

ように作ってある瓦なんですが、それでも10枚重ねた瓦を拳で割ったのは

私も初めてです。

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テレビとかで空手をやってる人が瓦割をしているのを見て、

「割って使う瓦なんやから割れて当たり前」とか言ってたんですが、

実際自分でやってみると仕事で割るのとは全く違う感覚で、全く瓦に

触れた事がない人に瓦の事を知ってもらう入口にするには持ってこい

やなぁって感じました。

実際、400枚用意してあったらしい瓦は全て割られるくらい人が集まって

自分は割らなくても橋とか周辺で割ってるのを見学しているギャラリーも

かなり居てはりました。

このイベントには瓦の産地である淡路島や三州(愛知)のメーカーの方も

来ていて台風接近の影響でとても暑い中瓦のPRをされていました。


瓦割体験って書くと割れたらダメな瓦を割るというマイナスのイメージが

出来てしまうので、あまり良くないのでは?って私も少し思っていました。

でも実際に体験してみてイベントの空気を感じてみるとこうやって楽しんで

もらう事がなによりも一番大事なんやなぁって感じました。

瓦割に成功して満面の笑みになっている人や失敗して苦笑いしている人など

いろんな表情を実際に目で見てお客さんんと触れ合えるってとても大事な事で

こういう活動を続けていくことが一番大事やって思い知った一日でした。

今回は楽しんだ側やけど、楽しんでもらう側にならないとなぁ。