姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

誤った認識で発信すると効果が半減してしまいます。

こんばんは。

 

 

夏に戻ったのかと思うような暑さの中、瓦の荷揚げをしてきました。

最近、現場仕事の割合が減ってきているので、たまに現場に出ると体が

訛っているのがとてもよく分かります。

少し涼しくなってきたしちょっとは運動もしないとなぁ。

 

4月にブログを始めてから5ヵ月が経ちました。

途中、更新が滞ったりで記事数はまだまだやけど、少しずつ毎日更新にも

慣れてきましたが、やっぱりまだ毎日のネタには困ってます。(笑)

どんなネタにしようかなぁって考えながら今日も見積もり書と格闘してて

ふと以前高校の同級生から言われた言葉を思い出しました。

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「瓦使いたいんやけど、瓦の事ってよく分からんねん。図面にするのも瓦って

難しそうやけど金属屋根やったら簡単やし。」

業界にいる人間として最初は「そんな事ないやろ」って思ったんですが、

よくよく考えてみると確かにその通りかもって感じました。

情報が業界内向けに発信されている事がとても多いんです。

身内で情報を共有する事も大事ですが、それをもっと外に出していかないと

いけないはずやのに、外部に向けて発信する力がとても弱い。

今こうやってSNSを使って瓦の事を発信していこうって思った一番の動機です。

当時はfacebookはプライベートでしか使えないって思ってたので、情報発信

はテレビやラジオでするのが一番効果的って思ってました。

 

でも瓦業界では瓦が選ばれ難くなった理由は「瓦が重たい」「地震に弱い」って

報道されたからやって考えてる方が圧倒的に多いです。

これは瓦は昔からあるもので一般の方がみんな瓦はいいものやって知っていると

いう認識があり、災害時のマイナスイメージが原因やと思っているからです。

 

でも実際は建築の専門家である建築士さんにも「瓦の事はよく知らない」と

言われてしまうほど瓦について知られていなかったんです。

新しい建材や工法が次から次へと発表されて屋根材の種類がどんどん増えて

いるのもそれに拍車をかけています。

 

幸い、私自身が学生時代は建築学科で勉強し同級生にも建築士が多いので

これから「うざい!」って言われるくらい瓦について発信していきます。

疑問とかあればどんどん聞いてくださいね。