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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

選択肢や情報が増えるのはいいことばかりではないと思います。

こんばんは。

 

台風、姫路では大した事ないまま通り過ぎていきました。

瓦屋あるあるですが、台風や大雨の予報が出て「ヤバイ!」って備えると予報が

外れて強風や大雨が来なかったり場合によっては晴れたりするのに、ちょっと

微妙な天気予報やけど大丈夫やろって安心してたらとんでもない天気になって

対応に走り回らなければいけなくなったりします。

今回の台風は前者やったのでやれやれと一安心ですが、ここ1週間の天気予報の

外れっぷりがちょっとひどくて、工事が全く進んでいません。

明日から頑張らないとです。

 

最近、瓦を素材として活かしている事が紹介されているのを目にします。

今日も異業種交流会の先輩から新聞の記事を見せてもらいました。

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こんな風に製造メーカーさんが瓦を屋根材以外に使える素材としていろいろ

考えて努力されているのをみると我々工事店もとてもいい刺激になります。

屋根材としての瓦の出荷量は残念な事に年々減少しています。

これはここ十数年で屋根材として瓦以外の素材が次々と開発されてきている

事も大きな要因です。

50年とか100年単位で考えた場合に今新しく出てきた屋根材がどれだけ

残っているかと考えると恐らく1割程度ではないかと思うんですが、その

1割に必ず瓦が入っているかと聞かれた時に「絶対大丈夫」って言いきれ

なくなっています。

それは素材自体の問題ではなく需要があるかどうかの問題です。

1400年の歴史があっても選んでもらえなければ残りません。

そして選んでもらうためには瓦の事を知ってもらわないといけないんですが、

昔からある「瓦」という素材は「みんなが知ってる」から「よく分からない」

ものになってしまっています。

そして新しく開発されたものは既存のものに負けないように、知ってもらう為に

いろいろと情報を発信しています。

その差が選んでもらえるかどうかに大きな影響を与えているようです。

選択肢が増えすぎると「どれを選んだらいいか分からない」って状態になって

しまって、その時一番情報量が多いものを選ぶ事になるって記事もありました。

 

工事でPRするだけでは足りない分を「鯱つくり」や「ものづくり体験教室」を

通して将来の日本を支えていく子供たちに伝えていく事が少しでも業界の力に

なっているのかなぁ。

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今日、小学校の先生が持ってきてくださった、鯱つくり体験の感想文集を

読みながらそんな事を考えてました。