姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

生命を頂くって当たり前の事やけど一番大事な事やと再確認した夕飯でした。

こんばんは。

 

播州地方はそろそろ秋祭りのシーズンに入ります。

祭りで担ぐものと言えばお神輿のところが多いんでしょうか??

播州では屋台を担ぎます。こう書くと祭りの出店の「屋台」を担ぐの?って思う

人が多いというのは地元を出るまで知りませんでした。

この場合の「屋台」は正式には「太鼓台」というそうですが、多分そんな名前を

知ってる人はほぼいないと思います。

姫路では「ヤッサ」と呼ばれてて、人が4人乗り込んで太鼓を叩きその屋台

(大きいものやと2t以上)を数十人で担いで練り歩くのがメインになります。

お神輿も担ぎますが、お神輿は神様の乗り物なので人は乗りません。

私の地元の祭りは子供会がメインの祭りなので屋台も子供用のものでかなり

小さいんですが、それでも40人近くが集まらないと屋台は担げません。

ちなみに屋台は常に担ぐわけじゃなく、要所要所で練りあげて移動は台車に

載せて引きまわします。

昔は子供会に入ってる子供の男親だけで十分に人数が足りてたんですが、最近は

それだけでは足りず、地域のそこそこの若手はみんな担ぎ手に引き込まれます。

そして昼休みにはどの家庭はご馳走を用意して弁当にして神社(山の中腹)に

集まります。

ちなみに播州で一番有名なのは「灘のけんか祭り」ともいわれる松原八幡神社

の秋季例大祭です。

大人が乗った屋台が6台で練り合わせをやるのでめちゃくちゃ迫力があります。

 

祭りに備えて母が鯖寿司の鯖を買うついでにと買った海老と渡り蟹を分けて

くれました。

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まだ生きていて今日中に食べるなら生でも食べられるとの事で、早速夕食で

頂きました。夜でもまだ生きていてお皿から跳ねて飛び出るくらいやったんで、

最初に殻を剝く時に少しだけドキドキしました。

普段は直接生命を頂くって事を深く考えずに食事していますが、たまに鮮度の

いい食材(主に魚)をもらうと他の生命を頂いているんやなぁって感じます。

なかなかこういう事を意識する機会って段々減ってきてはいますが、一番大事な

事ですよね。

何気なく使っている「いただきます」って言葉の重みを感じた夕食でした。