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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

価値観は人それぞれ。でもメディアに誘導されてませんか?

こんばんは。

 


住んでる町の祭りは終わったけど、姫路ではこの後も毎週末にどこかしらで

秋祭りが開催されています。仕事させていただく地域の祭りの時期を確認して

おくのもこの時期には大事な仕事です。

 

ここ数年、新築が大幅に減ってリフォーム工事がかなり多くなっています。

この半年ほどで言えばリフォームすら減ってなんとか修理で済ませられないか?

って言われる事もしばしば。

私の住んでる地区にも古い家がかなりあります。

瓦の産地なので古い家はほとんど地元の瓦が葺かれているんですが、点検や修理

に行くとお客さんから言われる言葉があります。

「こんな古い家、危ないやろ?今風の新しい家の方が綺麗やし安全やのねぇ。」

はっきり言って誤解です。

今、新築で建っている家と50年以上前の家では建てた時の考え方が

正反対です。

今の考え方で言うと古い家は確かに基準を満たしていない項目も多いです。

しかし柱や梁などの構造体は今の家の倍以上の太さがあるし、暑い時期に過ごし

易いように考えて作られているので体にも優しいんです。

そして悪い部分だけを直せるようにメンテナンス性にも優れています。

手作り一点ものの職人仕事ですね。

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今の新築の家というのはエアコンを年中使う事が前提になっています。

そして地震が来た時、家にダメージがあっても倒壊するまでの時間をゆっくりに

することによって住人が逃げる時間を稼ぐって考え方で建てられています。

共働きで家族が家にいる時間も少ないので出来るだけメンテナンスしなくても

いいような建材を使っています。実際には完全メンテナンスフリーなんて

あり得ませんが・・・。

つまり工業製品の考え方です。

 

商品として売りやすいのは工業製品で、そのためにメディアでPRするわけです

が、お客さんはその情報を繰り返し聞いてるのでそれが絶対って価値観になって

しまうようです。

古い、とてもいいお家に住んでらっしゃる方が「こんな家・・・」って言われる

大きな要因ですね。

大家族で住むことがなくなってきたとか、ライフスタイルが変わってきたという

ような他の要因もいろいろありますが。

 

何を大事に思うのかは各個人の価値観によります。情報が溢れているからこそ

自分の生活に合った住宅がどんなものなのかじっくりと考えて家を選んで欲しい

ですね。