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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

「瓦屋さん」と「屋根屋さん」の違いは??業界の呼ばれ方いろいろ。

こんばんは。

 

 

姫路の瓦屋さんの表(おもて)です。
ブログを始めた当初からこのブログを読んで頂いてるのは知り合いやと
いう思い込みで書いていました。自己紹介がないと私の事を知らない人
は誰が書いてるブログか分からないと指導して頂いたので今日から自己
紹介文を入れてみます。

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施主さんからの呼ばれ方でお客さんの理解度が分かります

 

自己紹介で書いた「瓦屋さん」って呼ばれ方が一番一般的やと思ってい
たんですが、実際には「屋根屋さん」って呼ばれる事も多いんです。
我々の業界の呼び方は本当にいろいろあります。

「瓦師さん」「葺き師さん」「瓦屋さん」「屋根屋さん」などなど。
最近では大手ハウスメーカーなどではどの業種もまとめて「作業員さん」
なんて呼ばれ方をされる事もあるようですが、お客さんからどの呼ばれ
方をするのかによって私たちは仕事中の緊張の度合いが変わります。
あ、仕事そのものは常に真面目に全力でやりますよ?
その上でこのお客さんは瓦の事をよく知ってはるから身が引き締まるな
って思うのは「瓦師さん」って呼ばれた時です。
「瓦師」は瓦を作れて葺ける人、つまり製造出来て施工も出来る人の事
を指す言葉なんです。今の時代には本当に極一部の方にしかそう呼ばれ
る資格はないと思っています。

 

目標は「葺き師」さんですね

 

次が「葺き師さん」です。読んで字の如く瓦を葺く(施工する)人の事
です。いろいろな瓦がありますがこう呼ばれるのは本葺きや桟瓦葺きを
専門にしている人の事ですね。

そして一般的なのが「瓦屋さん」です。指す範囲がかなり広くなるので
一般的になったのかな?って思います。本葺きや桟瓦葺きをする人だけ
でなく平板瓦やスレート系、板金系の瓦を扱う人など「瓦」って名前の
つく材料を扱う人の事を指しています。

最後が「屋根屋さん」です。一般的に「瓦」と呼ばれないような屋根材
を含む「屋根工事全般」を扱う人の事を指します。
職人としてこう呼ばれたいって思うのはやっぱり「葺き師さん」ですね。
でも「瓦屋さん」って呼ばれるのも個人的には好きなんです。

こんな風な呼び方されたら気を引き締めろって言葉と共にこの呼び方を
教えてくれたのは師匠と仰いでいる京都の嵐山の徳舛瓦店で甍技塾って
いう瓦の技能士育成塾の塾長である故・徳舛敏成さんです。
淡路島で瓦の訓練校を開講されていて、そこで師事しました。

 

今の時代に求められるのは??

 

大手工事業者さんの現場などで今求められるのは「多能工」という風に
聞こえがいい言葉に表されています。要はなんでも出来る人なんですが
それって専門性は求められていないって事なんじゃないかなぁ?って感
じてしまいます。

時代に求められているのがどんな人材なのかを考えながら、出来る限り
「いい仕事」が出来るようにするのは当たり前ですが、「瓦師さん」や
「葺き師さん」ってお客さんから呼んでもらえるような文化はなんとか
残していきたいなぁって思います。