姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

経費削減するのはいいけれど法定福利費は削減しちゃダメです。

こんばんは。

 

姫路の瓦屋さん表(おもて)です。
今年の漢字が発表されましたね。
4年前と同じ「金」でした。オリンピックの年は「金」になってしまうのは
出来るだけ明るい話題の漢字を選びたいって意識かな?

 

法定福利費セミナーに参加してきました。

 

今日の法定福利費セミナーは「中小建設業のための」と前置きがありました。
建設業は社員として仕事している人よりも職人として働いている人が多い事
もあり、一般に「一人親方」と呼ばれる人や「個人事業主」と言われる様な
中小どころか零細な企業がとても多いんです。

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企業の数が多いという事は競争が激しいという事で、削れる経費はとことん
まで削って仕事を取るという事が行われます。
その結果として会社側としては職人を社員として抱えるよりも「一人親方
として独立させて経費を抑えるというやり方が増えています。
社会保険って会社にとっては何も生み出さない経費って思ってしまうんです。
でもここを削ってしまうと安心して働けない会社って思われてしまって、人
材の確保が出来なくなったりします。

 

景気がいい時はそれでも良かった。

 

建築業界の景気がいい時はそれでも職人さんに渡るお金もかなり多かったの
で問題はなかったんですが、景気が悪くなって予算が絞られていくと、末端
の職人さんに渡るお金は減る一方です。
そこで安易な経費削減として法定福利の部分を削ってしまう会社が多くなっ
てしまったんですね。
仕事はキツいのにそういう部分の保障もなければ給料も少ないとなると入職
者も減ってしまうのは当然ですよね。
これまでの慣例でやってるからと疑問を持たずに続けてると痛い目に合うっ
て典型例やと思います。

 

プラスαの部分が必要ですね。

 

仕事を頂くのも人材を確保するのも同じですね。安いだけではダメ。待遇が
良いだけではダメです。
安いよりもお客さんに良かったって思ってもらえるプラスα。待遇が良いだ
けでなく、やりがいや成長を感じられるというプラスα。
100年続いた弊社ですが、この先も続けていくにはこの2つのプラスαを
どう実現していくかが鍵になると感じたセミナーでした。