姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

おでん、昔は「関東炊き」って言ってました。地域によって食べ方いろいろです。

こんばんは。


姫路の瓦屋さん表(おもて)です。
昨日は天気悪くても暖かかったのに、今日は一転して冷え込みましたね。
風が強いのは昨日も同じやったので、相変わらず仕事がし辛い天気でした。

 

おでんが美味しい季節になってきました。

 

寒くなってきておでんやお鍋を食べたいって思うようになると冬になった
なぁって思いますね。今日の我が家の食卓がおでんでした。

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この「おでん」、我が家では「関東炊き」(かんとだき)って言ってまし
た。いつから「おでん」って言うようになったのか覚えてないんですが、
今では関東炊きって言葉の方が通じなくなってしまってる気がします。
コンビニでおでんを売るようになってから関東炊きって聞かなくなったし
言わなくなったかな。
全国どこに行っても通じるっていうのは一つの価値ではあるけど、地域の
固有のものが統一されてしまうと文化がなくなってしまうのでほどほどが
いいなぁ。

 

地域によって食べ方いろいろですね。

 

姫路ではおでんを生姜醤油で食べる店があります。
姫路おでん」ってテレビで取り上げられて有名になり始めた頃は実は知
らなかったんですよね。
母が作る関東炊きは煮込む時に甘い味付けにしておろし生姜を入れていた
ので、後から芥子つけたり生姜醤油かけたりって食べ方をした事がなかっ
たんです。
今は家でも生姜醤油で食べる事もあるし、姫路のコンビニでは芥子ではな
く生姜醤油の小袋を付けてくれるところもあります。
それが大学で愛知に行った時にはおでんと言えば味噌おでんが当たり前で
それも味噌で煮込んだモノではなく取り分けた後で自分の好みの量の味噌
を付けて食べる食べ方でした。
最初は濃い味付けにびっくりしたけど、慣れるのにそんなに時間はかから
なかったし慣れてしまうと逆に、たまに無性に食べたくなったりもします。
今はいろんな地域のおでんの情報が簡単に入手できるので、いろいろ試す
のも面白いですね。

 

地域差があるのは当たり前です。

 

同じ名前の料理でも地域によって食べ方が全く違うのは気候や用意出来る
食品に違いがあって、それに合わせた味付けや調理法になるからです。
これって衣食住全てに当てはまる事やと思うんですよね。
今は流通網が発達して衣食に関しては全国どこに居ても品質的にそう大差
ないものを入手できるようになっていますが、地元の食材を地元で消費す
るのが一番美味しいと思います。
住に関しても効率だけを考えずに地域の特性を考えたらもっと住みやすく
なると感じます。
どこに行っても同じものっていうのは凄い事やけど、地域特有っていうの
も同じくらい凄いって事が認められるようにこれからも発信していきます。