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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

選択肢が増える事はいい事なんかな??お客さんに任せるのは提案ではないです。

こんばんは。


姫路の瓦工事店の表(おもて)です。
今日は本当に天気荒れてましたね。風きついし寒いし花粉多いし
でちょっと疲れました。春の嵐と呼ぶにはちょっと早いですよね。
まだ三寒四温は続きそうなので体調管理には気を付けましょう。

 

選択肢を増やすのはお客さんの為になるのかな??

 

先日、火入れ式の時に施主さんであり工務店の監督である小西さ
ん道上さんと話をしていた時の話です。お客さんが家を建てる時
に選ぶ建材の数が尋常じゃない数になっているって聞きました。

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内装のクロスや建具、ドアの取っ手にキッチンなどお客さんの要
望を取り入れる為に見てもらうカタログの数も多いけど、それよ
りも問題は1つのカタログに載っている色の種類が多すぎる事や
って思います。瓦でもそうなんですが、微妙に違う色の商品が物
凄くたくさんあるんです。
内装のクロスを例に挙げると1冊で厚さが10cm以上のものが
メーカー違いで複数冊あるとか。お客さんも選ぶのに疲れてしま
って、いざ施工してみたら自分の選んだ色を覚えてない事もしば
しばとの事です。
自由に選べるって思うととてもいい事のように思えるけど、それ
ってホンマにお客さんの為なんかな?って疑問に思います。

 

提案するのがプロの仕事じゃないのかな??

 

お客さんときちんとコミュニケーションを取りながら材質や色な
どを自信を持って決定していくのがプロの仕事やと思うんです。
たくさんのカタログを見せて、「この中から選んでください」っ
てお客さんに選んでもらうのは「自由」って言葉で「自己責任」
という言葉を隠してるように感じます。お客さんは自分で選んだ
色やからイメージと違っていても文句言えないですよね。
お客さんが自分で「この商品がいい」って指定するならともかく
工事する側はプロでお客さんは素人やのにプロが使うカタログを
見せてこの中から選べって言うのは仕事放棄してるのも同然です。
それも10年どころか5年ほどで同じ色の同じ商品がなくなって
しまうのも問題ありです。

 

屋根材を選んだ記憶がない人も多いようです。

 

家を建てる時にそれだけいろいろな物を選んでるのに、屋根に関
しては選んだ記憶がないって言う先輩も居てはりました。
その先輩は家建てる時に「どっちかって言うと屋根は瓦の方がい
いなぁ」って思ってたらしいんですが、図面が出来上がってみる
と屋根は金属屋根材と書かれていたそうです。プロが金属屋根材
って指定するからには瓦よりもそっちの方がいいのかな?って思
って何も言わずにそのまま家を建てたと言われました。
我々瓦業界がもっと声を出していれば「瓦の方が」って言っても
らえたかもって思うのと同時に、お客さんと接点を持っている元
請業者や設計士さんがお客さんとコミュニケーションを取らずに
いろいろな事を決めてしまってるんやなぁって感じました。
これから先、新築はどんどん減っていくと思います。そんな時に
お客さんが感じてる事をいかに上手く引き出せるかっていうのが
ちゃんとした「仕事」を出来るかどうかの大きな要因になってく
るんじゃないかな?って思いました。