姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

観光地じゃなくても魅力いっぱい。京都のまち歩きで歴史を感じました。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先週の雨で終るかと思った桜が意外と長持ちしててびっくりしま
した。

 

平日でも観光客でいっぱいの京都で研修です。

 

今日は日本屋根外装協会西日本支部の定例研修会で京都に行って
きました。大阪で開催される事が多いんですが、たまに京都開催
があるのでその時はいつも楽しみです。
今回の研修のお題は「京都の町家の再生」です。
屋根外装工事における事業領域の拡大を図る際にこれから増える
と思われる空き家問題の解決策の1つとして京都の町家の再生の
事例を知っておく事が大事ではないかという事で実際に町家の再
生を手掛ける建築士さんに講習して頂きました。

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「中の人」は価値に気付かない。

 

その講習の中で感じたのは京都の町家の魅力を京都の人が一番評
価していないんじゃないかって事です。
日本人全般がそうやと言われればその通りなんですが、日常的に
近くにあるものは評価されにくいんですね。
講習の中で紹介されていた町家はどれもオーナーは県外や海外の
方でした。元々京都に住んでいる人はわざわざ町家をリフォーム
してまで住もうとは思わないんですね。
確かに京都は遊びに行くところで住むところではないというのは
私も思っています。

 

瓦や屋根の事だけじゃなく建築全般の事を考えないとね。

 

講習はKRP町家スタジオという京都の大店の町家を改装したレン
タルスタジオで行われたんですが、古い雰囲気がとても風情を感
じるところでした。
座学の後に少し近くの路地をまち歩きしたんですが、ちょっとし
た所に上杉景勝の邸宅後のような歴史の教科書に出てくるような
人物縁の場所があって、人が多すぎる観光地よりも楽しめました。
京都はちょっと人が多すぎるので行くのちょっと躊躇するんです
が、のんびりと路地をまち歩きして楽しむのはハイシーズンには
ちょうどいいかもって思いました。

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