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姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

狭い道を抜けた先の家並が大好きです。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
仕事終わってから技能士会の理事会で三宮に移転した組合事務所へ行ってきました。瓦降ろし後は電車に乗ると寝過ごしそうになりました。

 

昔から遊び回ってた所が現場でした。

 

今日着工した現場は家から徒歩圏内でした。小さい頃から自転車で走り回ってたところでお話を頂いた時からダンプが入るかどうかが一番の問題やなぁって思ってました。
どれくらい狭いかっていうとダンプのミラーを畳んだ状態で両脇の家の塀や壁との間が2センチ(一番狭いところ)です。
ギリギリの所をなんとか通して現場に辿り着いて瓦降ろしを開始したけど、ダンプが満載になると今度はそこから同じ道を通って出ないといけないので運転するのにとても気を遣いました。

 

古い村の中は工事が難しいからこそ古民家が残る?

 

考えてみると大きな車が入りにくいところほど古民家は残っている気がします。きっと工事するにも車両が入らないから大きな改修や建て替えって選択をしなかったからでしょうね。
今日の現場もまさしくそんな感じの現場です。着工した家の他にも半径50m以内にめちゃくちゃでっかい入母屋の家が3件くらいあります。そのうち2件は本瓦葺きなんです。
もしやるとなったら工事のし甲斐があるなぁって思う反面、車両が入らないのでどうやって工事を進めるか悩みそうです。

 

屋根の上から見た風景が瓦の生産地の名残かな。

 

屋根に上がってその家がある地域を見回すとなんとなくやけどそこがどんな町なのかが分かる気がします。平板瓦やスレート系、板金屋根が多い所は新しい分譲地、釉薬の和瓦が多いところは少し古い分譲地という感じです。歩いていても分かると言えば分かるんですが、屋根から見渡すとその傾向がより顕著に見えるんです。
うちの近所は昭和初期の頃には10数件の瓦製造工場が軒を連ねていたらしく、いぶし瓦の産地としてそこそこ有名やったらしくて未だに「深志野」って地名から「瓦」を連想する方も多いのでたまにびっくりします。

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今日の現場の屋根から眺めた風景はそんな歴史が間違いのないものやって実感できるものでした。
この風景はしっかりと残していかないとなぁ。