姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

来月、後輩の学生に進路の話をします。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
雨で少し暑さはマシやったけど湿度が高くてムシムシしてましたね。これだけ湿度が上がって来ると梅雨も間近やなぁって感じます。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20170525215224j:plain

自分が就職活動してた時の事を思い出しました。

 

5月も中頃になると新入社員がいろいろ「やらかした」話とかがネットのニュースになってたりするのを見るようになります。
「最近の若者は」って言うのは私が学生の頃でも言われてましたが、自分がそのセリフを言う側になるのが思ってたよりも早い気がします。
私が就職活動をしていた頃は今よりもずっと就職難のやって言われていた時代ですが、それでも大学にきていた求人はよく考えると大手企業ばっかりやったように思います。
景気が悪いから中小企業が求人を控えていたって事もあるのかもしれませんが、学生の側も大手にばっかり目が行ってたのは今とそう変わりないかもしれません。

 

後輩たちに向けてセミナーをやる事になりました。

 

私は今、明石高専建築会という明石高専の卒業生で構成されるOB・OG会で執行役員をさせてもらっています。その活動の一環として現役学生の進路について卒業生が自分の経験を話すという「進路相談セミナー」を6月10日(土)に開催します。
建築会の活動でたまに現役学生と話す機会があるんですが、今の現役学生って当時の私と違ってめちゃくちゃ優秀なので、大手の企業さんに目が行ってしまうのは当然やと思うのでそれ以外にも「仕事」はあるんやって意識してもらいたいなぁ。

 

日本のものづくりは中小企業が支えています。

 

最近やと「プレミアムフライデー」なんて制度が始まったりしてますが、あれを導入出来るのって一部の大手企業だけやと思うんです。メディアの報道を見てると日本の社会を動かしてるのは大手企業やってイメージがとても強いですが、日本の大手企業に勤める人って仕事をしてる人全体の3割程度なんです。しかも中小企業の定義が製造業の場合で300人以下という普通に考えたら十分大手やろって規模の会社で、企業の数で言うと大手企業は全企業数の0.3%という状態です。
日本のものづくりは中小企業が支えているんです。でも圧倒的に人が足りていないのも中小企業です。人を育てるノウハウとか経験とかが足りてないのが原因なんですが、ここらでなんとかしないと10年後に本当に困った事になりそうです。