姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

中学生の就労体験が始まります。仕事は増えるけど結構楽しみなんです。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今の時期は朝起きたら天気を確認するために空を見上げるのが癖になってるんですが、ここしばらくは確認するまでもなくいい天気が続いています。本当に入梅するのか?って思ってしまいますね。

 

トライやるウィーク」が始まりました。

 

今年も中学生の就労体験「トライやるウィーク」の季節になりました。例年2名受けているんですが、今年は1名だけです。人数はこちらから最大受け入れ人数を知らせて学校側がその枠内で何人派遣するかを決めています。毎年最大2名としているんですが今年は希望者が少なかったんかな?
体力的に結構しんどい職種なので不人気かと思ってたらうちは意外と人気あるみたいで、毎年必ず受け入れしています。それも抽選で外れたから選んだんじゃなくて、最初から当社にするって決めてる子が多いのでびっくりしました。どうやら部活の先輩からいろいろ聞いて希望を出しているみたいです。
生徒側としては何もしないでぼ~っとしている時間が長い職種の方がしんどくていろいろやる事があって忙しいほど早く終わる気がするので人気があるそうです。そういう意味では当社では生徒がぼ~っとしてる時間はまずないですね。
年齢的に屋根の上には上げられないので現場の掃除や荷運びが基本的な仕事になるんですが、職人さん達も普段自分がやってる片付けが少しでも楽になると思うのか結構可愛がってます。

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授業の一環である事を忘れそうになります。

 

当社では毎年淡路島の瓦工場へ瓦を引き取りに行くついでに工場見学をさせてもらっています。淡路島への移動中は私には半分ドライブなんですが中学生を連れているって事を忘れそうになります。トイレに行く時にコンビニに入ると一瞬「あれ?」って顔をされて、生徒の胸についている「トライやるウィーク」のバッジを見て納得されたりする事が過去に何度かありました。
学校側からの要請としてお菓子やジュースを与えないで下さいというものがあります。授業の一環として来ているのにそういったものをもらうのが問題やとかもらえない所に行ってる生徒もいるので不公平やって意見とかがあるみたいです。

 

休憩と水分補給も仕事のうちです。

 

リフォームの現場に行くと施主さんがジュースやお菓子を出してくださる事も多くて、トライやるの中学生がいるとそれが少し豪華になったりもします。
過去に1人だけそれを断固として拒否した生徒がいました。「学校であかんって言われてるから。」と頑なでした。
それ以来、受け入れ要請に来た先生にまず最初に「休憩時している時にジュースやお菓子が出ます」って説明をして了解をもらうようにして、生徒にも初日に「水分補給や休憩も仕事のうちやから」というようにしています。
自分が中学生やった時ってこんなに子供やったっけ?って思うくらい最近の中学生って幼い感じがするんですが、お菓子やジュースをもらった時は本当にうれしそうにしていますね。
今年も楽しみやけど気を遣う5日間の始まりです。