姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

地震に対しての反応が過剰になっている気がします。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
梅雨らしいジメジメした空気になってきましたね。気温はそんなに高くないのに不快感が高くなっててついついエアコンに頼ってしまいそうになります。
新たに看板を設置するための下地として昨日は半日倉庫の壁に瓦を施工してたんですが、汗の出方が夏のものになってました。

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朝から地震でびっくりしました。

 

今朝、姫路でも震度1の地震がありました。震度1程度では建物の1階にいるとほとんど揺れは感じないんですが私が生活してるのは2階なのではっきり分かる程度には揺れました。
長野県では震度5やって事で被害が大きくならない事を祈るばかりなんですが、去年から地震の報道を見る度にちょっとした違和感を覚えています。
地震が起こった地域に取材に行くのはいいんですが、なんか伝わってくる話が大げさになってる気がするんです。

 

住宅の耐震性はかなり優秀です。

 

昨年の熊本地震のように大きな地震が2回連続した場合などは仕方ない事かもしれませんが、そこまで大きくない地震で「家に入るのが怖い」って話があったって聞くと本当にそんな事を言ってる人がいるんかな?って思うんです。
阪神淡路大震災以降、住宅の耐震性能は上がり続けているしそもそも日本の住宅は地震に強い構造になっているはずなんです。
大きな地震があった時に建物に全く影響がないくらいの強度にしてしまうと、中で生活している人は壁に叩きつけられます。壁にひびが入るとか瓦がズレるとかは昔は当たり前の事で、それで自分の家の弱い部分を知る事が出来てメンテナンスして長持ちさせていたんです。

 

住宅のメンテナンスフリーは有り得ない。

 

このブログでも何度かネタにしていますが、建築物に関してはメンテナンスフリーは有り得ないと思っています。建ててから全くメンテナンスせずに済ませてしまえる建築物は有り得ません。
毎日使っていれば劣化するのも当たり前ですよね?自動車に乗る人は「車検」を受けるのが当たり前って認識やのに、何故家はメンテナンスしなくてもいいと思うのか。
自分でメンテナンスしていればある程度は家の状態を把握できるし、それが家を長持ちさせる第一歩やと思います。
ちょっとした点検から始めてみませんか??