姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

デッカイって事はそれだけでスゴイ事ですね。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
夏の天気といえば晴天やのに急に降って来る夕立やと思ってたんですが、最近は夕立ってあまり降らなくてゲリラ豪雨になってしまってますね。今朝も明け方に急にゴロゴロ言いだしたと思ったら警報出るくらいの雨でびっくりしました。

 

宅建築もいいけどたまには大規模構造物も面白いです。

 

仕事で携わるのは基本的に個人の住宅なので建築のなかではかなり規模の小さいものです。でっかい家やなぁって思うような現場でも建築物としての規模で言えば小さい方なんですよね。
なんでそんな風に思ったかっていうと、先日お盆で滋賀県内をうろうろしてた時にたまたま立ち寄ったダムでその大きさに圧倒されたからです。

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ダムに行った事がないわけじゃないんですよ?それでも普段自分が関わってるものとはスケールがまるで違う構造物に触れるのって面白いなぁって思ったんです。
こんなに大きいモノを作り上げてしまう人間の力をすごいなぁって思うのと同時にこれだけのものを作らないと対抗できない自然の力の大きさも感じました。

 

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規模は違っても許される誤差は同じくらいです。

 

構造物の規模のサイズに関わらず許される誤差ってそんなに大差ありません。どれだけ大きくなっても数mmの誤差に収めないと機能や強度、見た目に影響が出てしまうんですね。
瓦の製品の誤差はだいたい1分(3mm)程度ですね。たった3mmやけどそれだけで雨漏りの原因になったりならなかったりするんです。
屋根の上って地上から見上げると目線が遠くて3mm程度の誤差はほとんど分かりません。屋根の上に上がってじっくりと観察してやっと分かるレベルです。
ちなみにビルの柱を立てる時でも柱の根本と頭の部分の垂直の傾きはパッと見て分かるレベルではありません。それでもビルが高くなると無視できなくなるんです。

 

大きいって事はそれだけでスゴイ事です。

 

兵庫県の南部に住んでると大規模構造物って言われて一番に思い浮かぶのが「明石海峡大橋」ではないでしょうか?一時期はギネス記録で「世界一長吊り橋」に認定されていた事もある橋ですが正直渡っている時はあまり大きさを感じません。道路って認識があるからかなって思います。橋の下を歩いてみるとその大きさに圧倒されてしまいますが。ダムも同じで自分の足で歩いてみるとその大きさを実感出来てちょっと眩暈を起こしそうになります。
大きいって事はそれだけで技術的、経済的に優れているって証拠なんやと思います。
もっともそれで自然を克服できたと思ってると手痛いしっぺ返しをもらってしまうので、油断しないようにしないとです。