姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

子供の頃の経験が大人になってからの行動基準になりますよね。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
いつもお読み頂いてありがとうございます。
姫路は台風一過でとても爽やかの一日でした。祝日やけど半分仕事半分休みな感じで過ごしてました。
秋らしい虫の音に囲まれてブログ書いてます。

 

本屋さんで遭遇した出来事です。

 

目的の本もなく本屋さんに行ってぶらぶらするのがかなり好きです。何も買わずに出てくる事もありますが大抵は何かしら気になる本が見つかって衝動買いします。

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先日もぶらっと寄った本屋さんでたまたま読んでるシリーズの新刊が出てたのでそれを手に取って、他にも数冊気になった本を見繕ってレジに向かってる時に近くの親子の会話が聞こえてきました。
子「コレ欲しい」
親「水泳と体育もっと頑張ったら買ってあげる。」
まぁ、よくある親子の会話です。多分、いろいろな所でよく耳にする内容ですよね。学校の成績に繋がる何かを頑張ったらご褒美に買ってあげる。確かに子供のやる気を引き出すには手っ取り早いやり方です。

 

モノで釣るのが悪いとは言いません。

 

頑張ったら対価があるっていうのが一概に悪いとは言いません。でも玩具とかならともかく本屋さんでその言葉が出る事に違和感がありました。
私自身が子供の頃から本屋さんで欲しいって思った本を冊数の制限はあっても買ってもらえてたというのもあるんですが、基本的に本は漫画であっても雑誌であっても何かの対価となるものじゃないって思うからです。
あの時に子供が持ってたのがどんな本やったのかは見てなかったんですが、明らかにがっかりして売り場に戻しに行ってる様子を見るとどう見てもやる気にはなれてないんですよねぇ。

 

本は自分以外の人の考えを知る一番身近な媒体です。

 

ビジネス書以外は読書じゃないって考えの方もたまにいらっしゃいますが、本って基本的にはどんな本であっても作り手や書き手の考え方というのがダイレクトに反映されているのでいろいろな本を読めばそれだけたくさんの人の考え方に接する事が出来ると思うんです。
人と会ってその人の考え方を知ろうとすると相手の都合の事も考えると時間も予算もいくらあっても足りません。
たくさんの人と会うのと同じ経験が本を読む事によって出来ると思っています。
また文章から内容を読み取るにはそれだけの想像力も必要となるので自然と思い遣りも身につきます。
漫画でも雑誌でも発売されるまでの間に作者や著者が取材して、その内容をまとめてっていう工程を経ている事は同じなんですよね。そう考えるとどんな本であっても「読む」事は無駄にならないと思います。
本を読まない人が増えてきているのがもったいないなぁって思ってたんですが、子供の頃に本を買ってもらえる環境になかったら大人になっても自分で本を買うという行為には繋がりにくいのかもしれないなぁって思いました。