姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

典礼所作は大人になってからは教えてもらえません。

こんばんば。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。心配していた台風も思ったよりは南に進路をとってくれたおかげで雨風共に先週の21号に比べたらかなりマシで胸を撫で下ろしています。

 

典礼訓練は学生時代以来で緊張しました。

 

今日は朝から消防団の新入団員訓練で消防署に行ってきました。半日かけて実技訓練や座学があります。


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実技訓練ではロープワークやホースの操法に加えて典礼行動の訓練もありました。

典礼行動といえば「気を付け」や「休め」、「右向け右」や「回れ右」と言った集団行動の基本で学校、それも小学校や中学校くらいまででよく体育の授業でやってたイメージがありますが、これって大人になってからの所作に関わってくるのに教えてもらえるのはその大事さが分からない時期なんですよね。

 

基本中の基本は極めるとカッコいい。

 

何事もそうですが、基本が一番大事でそれを極めるとそれだけで武器になります。実技も座学も本職の消防官の方が教官となって教えてもらったんですが、全ての動作がキビキビしていてとてもカッコ良かったんです。

これは警察官や自衛官などにも共通する事やと思うんですが、危険と隣り合わせになる仕事をしている職業ほどこういう動作や所作をしっかりと叩き込まれるそうです。

 

理不尽に見えても大事なこと。

 

よくこういう集団行動の訓練を理不尽なイジメやと勘違いしてしまう人がいます。外部から見ると確かに物凄く理不尽に見えるかもやけど、実際には指揮系統や上下関係、責任の所在を明確にしておかないといざ現場というときに命の危険に直面する事になりかねません。小学校や中学校の時にはいくらその意味を説明されても理解出来なかったけど、今ならはっきりとその意味が分かります。

職人の世界も昔はそういう部分があったはずやけど、今は安全性が高くなってきて少し緩んでいるのかもって思います。

優しさからくる厳しさは見習わないとなぁ。