姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

大人が夢中になる体験教室。

こんにちは。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。

やっと天気のいい週末が戻ってきました。出掛ける予定があるのに天気悪いとテンション下がるので、天気になってくれて良かったです。

 

体を使う職業体験は大人も夢中になります。

 

昨日、今日と毎年恒例の兵庫県技能フェスタがポートアイランドの神戸国際展示場で開催されています。今年も瓦組合として出展していて、瓦コースターの絵付けや瓦葺き体験などのPR活動をやっています。

基本的には子供向けの企画なんですが、たまに大人の方にも興味を持って頂いて、「やってみてもいいですか?」と聞かれます。

これが実はとても嬉しいんです。企画としては対象を子供にしているけど、瓦に興味を持ってもらいたいのは大人なので。メディアからの情報で「屋根は軽い方がいい」って思い込んでる人に実際はそれが極一部に限定した話やって事を説明する機会にもなります。

何より「ものをつくる」経験って大人になると意外と少ないので、そういう体験をして楽しそうにしてる姿を見てるとこちらも楽しくなるんですよね。

 


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ワークショップなどのイベントも大人向けが増えています。

 

鯱つくり体験とかものづくり体験教室などのイベントをよくやってて、小学生や中学生相手にものづくりの楽しさを体験してもらってる時に一番熱中してるのは実は学校の先生やったりします。

この時ばかりは先生が教える事はほとんどなくて、先生も子供たちに混ざって子供と同じ事をやってもらうんですが、自分の作品に夢中になってて、我々講師陣が子供の面倒を見る事もたまにあるんです。

なかには子供と出来映えを張り合ってる先生もいたりして、見ていて笑ってしまいます。

 

 

自分の手で作り上げる楽しさと喜び。

 

現代生活では自分の手でものを作る機会そのものが激減しています。人によっては料理ですらお店で買って済ませていて何かを「作る」という行為を年単位でやらない事もあるみたいです。

その反動からか、かなり汚れる作業を伴うようなワークショップでもびっくりするくらい人が集まる事があります。テレビでDIYでリフォームするような番組が人気なのも同じ理由からかな?

自分の身の回りのものを購入してるのにわざわざ他人のところに行ってそういう体験をするってのもなんか変やなぁって思うけど、そういう人に支えられてワークショップが開催出来てる事を思うと、それも悪くないのかなって思います。