姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

働く意義を考えずに働き方は変えられない。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
業界的にはこれまでは1月の正月休み明けというのは暇なものでした。年越しまでに家にまつわるややこしい事は済ませてしまって正月はのんびりという家が多かったからですね。

それがここ数年は正月でも関係なしという現場が増えました。
「お正月」が単なる長期休みになりつつある事が1つの要因になっているような気がします。お正月は親戚で集まって美味しいお酒飲みながらのんびり過ごすのがいいですね。

 

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働き方って自分で考えるものじゃないの??

 

最初に1つ断っておきます。私もゼネコンに努めていた時代にサービス残業もしこたまやって体壊しかけた経験あるし、人格を否定するような労働環境はおかしいと思います。
それでも今の「働き方改革」には疑問を感じています。個人が働く「意義」を一切無視して働き方だけを改革しようとしても絶対に効率はよくならないし、景気も上向きになりません。
労働人口が減りつつあって、1人1人の労働時間が減ったら経済の循環が止まってしまうのは当たり前やからです。働くからこそ余暇が楽しめるし、給料も増える。当たり前の事じゃないですか??
それを十把一絡げに働き過ぎやから過労死などの問題が起きるって言い切るのは乱暴です。「昔はこうやった」ってやり方が通用しなくなってるのは当然としても、だからと言って権利だけを主張しててもロクな事にはなりません。

 

人材不足は育てる気がないだけです。

 

世の中人材が不足しているって叫ばれていますが、本当に人がいなくなってるのかも怪しいですよね。非正規雇用が拡大してるって話があるけど、社員になりたくない人がめちゃくちゃ増えてるのが問題なんやと思います。企業も人材を育てる手間を惜しんで即戦力ばかり求めるから「人がいない」ってなってるし。
都会で大手企業に勤めてたら安定していて将来も安泰やっていうひと昔もふた昔も前の価値観が未だに根深く残ってるのは「安ければ売れる」って価値観ととても似ています。
いつの時代もどこに行っても変化する事にはどうしても抵抗はあるものやけど、そろそろその価値観は本気で排除しないといけないなぁって感じます。

 

 何の為に働くのかをちゃんと考えないとです。

 

4月に入社した新人君は無事年を越せました。明後日には成人式を迎えるので少しは社会人としての自覚を持ってくれればと思います。まだ車の免許を持ってないので毎日現場へ送り迎えしてて、車の中でいろいろと話をするんですが、まだまだ自分が何の為に仕事をするのかを考えられてません。自分が欲しいものを買う為とかそういう個人的な事でもいいので何か1つ目標を持つ事が出来れば毎日の仕事に張りが出るのでそういう事が考えられるように指導していきます。