姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

成人式を迎えたから大人になれるわけじゃないんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は成人の日ですね。正月休みが終わってやっと通常業務に戻れると思ったら祝日というのは建築業界としてはとても段取りをつけにくい日程です。メーカーが動き出すのは明日からやけど現場はもっと早くから動いているので資材が届かないんですよね。ハッピーマンデーとか言ってますが、成人の日は15日固定の方が嬉しいです。

 

20年前の成人の日も雨でした。

 

私が成人式に出たのがちょうど20年前でした。その頃はまだハッピーマンデーではなかったので15日でが成人の日で成人式もその日に開催されています。
当時は高専の5年生で卒業も控えていて、祖父母からもらった成人の祝いで初めてスーツを作りました。そのスーツは今でも残っています。仕立てたスーツって少々の体型の変化は飲み込んでくれるので有り難いですね。そんな真っ新なスーツを着て意気揚々と成人式に出席しましたが、当日は見事に雨でした。最近のデータによると成人の日とセンター試験の日は荒天の特異日に近いくらい天気が荒れているそうです。
ちなみにその年からしばらく、私がスーツを着る日は雨が降りました。学生やし着る機会なんてほとんどなかったのに、スーツ着る日に限って雨が降ったので「雨雲召喚服」と名付けたのはいい思い出です。
で、昔のスーツの写真って探してみたら意外とありませんでした。よく考えたら自撮りするようになったのってここ2年ほどなんですよね。

 

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成人式では大人になったという実感は得られません。

 

私がそうやったんですが、ハッキリ言って成人式に出席しただけでは自分が大人になったという実感は得られませんでした。まだ学生やったって事もあるし家を出る事もなくバイトしてても自分の遊ぶお金になってたので今思えば当然ですよね。逆に成人していなくてもそういう面で自立している人は大人になっています。
成人式にしても久々に帰省してきた同級生に会えるイベント程度の認識で、主催の市には申し訳ないけど式典そっちのけでお喋りしていた記憶しかありません。
今や風物詩となりつつある、成人式の問題行動を起こす連中もそれほど数は多くなかったけど間違いなくいたし、あれを見て大人になったとは口が裂けても言えませんね。

 

恵まれ過ぎていると自分が何者なのか分からなくなりますね。

 

私もそうやったので偉そうな事は言えませんが、今の20歳くらいの子って自分が恵まれてるって自覚出来てないように思います。こういう事を考えるようになったのはそれだけ自分が年齢を重ねてきたからで、「おっさん臭い」と言われれば反論のしようがないんですがあまりにも考えなしな行動を取っている姿をみると自分の時はどうやったかって考えてしまいます。
大学院まで行かせてもらった私が言うのもどうかと自分で思いますが、「とりあえず大学に行く」っておかしいです。やりたい事ややりたい勉強など目的があるならともかく大学に行ったからその後も安泰なんて事は絶対にないんですよね。
自分の頭で考える事が出来たら大学なんて行かなくてもいいんじゃないかと思います。
今日成人式に出席してる当社の社員にも改めて「自分の頭で考え」られるように教育していきます。