姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

今年の恵方は南南東です。恵方巻は丸かぶりするのが我が家のルールです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝から若手が遅刻してきて久々に雷落としました。寒くて朝起きるのが辛いのは分かるけど遅刻しても怒られないって思われると問題ありです。年明けから毎朝ギリギリになっていて余裕を持って出てくるように注意を続けていたのに全然通じてなかったのがショックでした。

 

旧暦では明日から新年です。

 

今日は2月3日、節分です。旧暦では今日が1年の終わりなんですよね。正確には節分は各季節ごとにあって、立春立夏、立秋、立冬の前日は全部節分のようです。その中でも1年の区切りとして立春の前日にあたる2月3日が節分と言われています。
ちなみにこの2月3日という日付も実は期間限定らしく、後7年後(3年後という説もあります)には2月2日になるようです。そして1984年までは2月4日やったらしいんですよね。天体の運行によって立春の日が少しずつズレていってるのが理由との事です。
小さい頃から節分と言えば2月3日やったと思ってたんですが、小学生になるまでは2月4日やった事に衝撃を受けました。覚えてないものですね。
もう豆まきをしなくなって久しいですが、節分に毎年欠かさずに食べているのが巻きずし(恵方巻)とイワシです。

 

恵方巻の文化は意外と新しいんです。

 

今でこそ「恵方巻」ってコンビニでも売り出すくらいメジャーになってますが、その歴史はかなり浅いようです。全国で恵方巻と呼ばれるようになったのはまさにコンビニが売りだすようになってからで、調べてみたら全国に広まったのは2000年以降の事だそうです。関西ではもっと前からあったようで、私も子供の頃から節分には巻きずしを1本、黙って食べきるって風習を守ってきました。
恵方巻って言葉もコンビニで売るようになってからついた名前のようです。恵方(その年に歳徳神が居る方角)を向いて巻きずしを食べるって所からついた名前ですね。
大元の起源ははっきりしていないけど、海苔の問屋組合とお寿司の組合が行事として普及するようにチラシをまいた事によって広まった事だけは分かっているみたいです。
丸かぶり寿司」って名前よりは今の恵方巻の方がしっくりきますね。

 

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節分のイワシは飾るもので食べるものではないんですね。

 

我が家では昔から節分にイワシを食べていましたが、そもそも節分にイワシを食べる風習はないようです。うちだけのローカルルールなのかな?
「柊鰯」という節分の魔除けの飾りの風習があるのは知ってたけど、そういえば昔からそんな飾りはしたことがなかったなぁ。昔はこの鰯が苦手で巻き寿司は美味しいのに何で鰯なんか一緒に食べなあかんのやろ?って思ってました。大人になって美味しいって思うようになってからは節分はご馳走が出てくる日になっています。
今日も現場調査に車で走ってたらあちこちのお寿司屋さんや弁当屋さんで恵方巻の幟が上がっていました。関西はもともと風習があるから馴染みやすいけど、他の地方では節分の恵方巻ってどんな扱いなのかちょっと興味が沸きました。