姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

社員教育は大事やけど、経営者が勉強している事が大前提です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は久し振りに淡路の瓦メーカー「緑窯業」さんの営業さんが来社してくださいました。担当さんが変わって、何度か訪問を受けていたんですが私が会社に居ない時ばかりで今日が初めましてやったんです。そしてもう1人、前に担当してもらっててしばらく九州に転勤していた興津君も同行してくれました。淡路に戻ってきてるという話は聞いていたけど、本当に久し振りに会えて嬉しくてついつい時間を忘れて話込んでしまいました。メーカーとしても何かしなければいけないという焦りはあるようで、製工で情報交換しながら何かやろうという話になりました。

 

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新入社員が入ると社員教育にばかり目がいきます。

 

昨年の4月に1人入社したばかりですが、今月からもう1人預かる事になりました。年齢は35歳で若いと言えば若いかな?な年齢です。早速いろいろと教育しながら現場に出てもらってるんですが、私が会社に戻ってから15年で新入社員として未経験から人材育成した実例がないのでいろいろと戸惑っています。社員教育と一口に言っても瓦の知識のような専門性の高いものだけでなく、社会一般の常識のようなものもあるので、教育する側の私たちも手探り状態です。
ビジネス系のセミナーで「社員教育」がネタになっている事も多いんですがよくよく考えてみると社員教育するには教育する側がきちんと教えられる事が前提なんですよね。大企業では毎年のように新卒で採用があって、教育の流れも出来ているしマニュアルのようなものもあるので問題ないかもしれませんが、中小企業で毎年新入社員を採用するのは不可能です。

 

中小企業に人材が定着しないのは教育するためのリソースが不足しているのが原因かも?

 

中小企業、もっというと零細企業や個人企業では新入社員が入って来たからといって社員教育だけに1ヵ月とか2ヶ月も時間をかける余裕はありません。入社したらその日から教えながらでもある程度仕事をしてもらわないといけないんですよね。それが新入社員にもベテラン社員にも大きな負担になっているのは間違いないです。
特に零細企業ではベテラン社員に教育を任せてしまうと肝心の仕事が進まなくなる可能性があるので、ある程度の教育は社長や経営陣がする事になるんですが、それも限界があります。それで中途半端な教育になってしまって新人も元からいる人も不満を溜めてしまう事になるのかもしれません。

 

社員教育の前に経営者教育が必要ですね。

 

何よりも社員教育をする側の経営者がきちんと何を教えるのかを把握していないと社員教育は失敗してしまいます。私の周りにいる経営者の先輩方はみんなめちゃくちゃ勉強されていて、自分がまだまだ勉強不足やと思い知らされることばかりなんですがあまり勉強されていない経営者の方も多いという話は聞きます。
人に教える時にはしっかりと自分も勉強していないとなかなか伝わらない事が多いので社員教育するにはまず経営者が自分の教育をしないとですね。