姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

お城って中身が新しいか古いかの問題ではなくどんな魅せ方をしているかが大事ですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
どうやら寝違えたようで朝起きた時からどうにも首が痛くて左を向くのがしんどいんです。右へは普通に向けるので問題ないんですが・・・。
首を回したり肩を回したりして少しでもマシになればなぁって思ったんですが、どうにもならないまま一日過ごしてしまいました。車を運転で左を確認する時に体ごと向かないといけないのが一番厄介でした。

 

大阪城の中身はビルです。

 

関西在住ですが、大阪城へは1回か2回くらいしか登った事がありません。地元の姫路城は年に1回くらいは登ってるんですが・・・。大阪城公園内にある大阪城ホールや近隣の劇場などにはよく行ってるけど大阪城天守閣近辺まで行く事がほとんどありませんでした。というのも初めて大阪城に登った時にめっちゃがっかりしたんです。外観は立派なお城やのに中に入るとエレベーターがついていて鉄筋コンクリートの壁で階段も鉄筋コンクリート製で、中にいる間は自分がいるのがお城の中やと思えなかったんです。学生時代やったと思います。
姫路城を見慣れているのでお城って基本的に木造やと思い込んでいた部分もあって再建されたRC造の建物やって事が衝撃やったんです。中の展示は豊臣家縁の物品も多くて今なら建築物の構造に関係なく楽しめるんですけどねぇ。

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観光客がいっぱいです。

 

姫路城もそうですが、海外から観光に来ている人がめちゃくちゃ多いんですよね。でも姫路城はお城しかない感じです。大阪城では天守閣の近くにお店も出ているし、大阪城公園内の芝生ではビニールシートを広げてピクニックしてる人がめちゃくちゃ多かったんです。もちろん、世界遺産になっている姫路城の中では出来ない事もたくさんあるとは思うんですが、それでも周辺の整備も含めて大阪城の在り様には学ばなければならない部分ってとても多いなぁって思います。

お城さえあればいい時代ってもう終わってます。

 

私は木造の天守閣が残っているお城の周辺ほど街づくりが下手やと思っています。逆に天守閣がなくて城址になっているところでは雰囲気づくりを大切にした町並み整備が出来ていてお客さんはそういう雰囲気のところの方が喜ぶんですよね。
そうなった1つの原因はお城の維持管理がとても大変な事で、姫路の場合やと終戦間際の姫路大空襲でお城だけ残って周辺が焼け野原になってしまった事も大きな要因ではありますが、せっかく立派なお城が残っていても周辺に建っているのがビルばっかりやと雰囲気も何もあったもんじゃないです。
ヨーロッパを旅行して凄いって思えるのはそういう町並みとか景観の部分が完璧に調和しているところです。日本全国どこに行っても同じような景色になってしまっていて、今や日本らしい風景が残っているのは観光地でも何でもない田舎だけかもしれません。開発するのもいいけどそろそろ精神的に豊かになりたいなぁ。