姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

世間が休みでないと出来ない仕事も建築の現場にはあります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
もうすぐ4月も終わりですね。今日が4月の最後の平日やったので当社は給料日でした。建築関係の仕事には多いかもしれませんが、当社は給料を現金で支給しています。雨が多かったり病気したりで休むと給料が減ってしまうのが職人さんなので毎月の給料日に各自がどれくらい頑張ったのかが実感として分かるのがメリットですね。
デメリットは1ヶ月分の給料が現金で手に入るために気が大きくなってしまう人も居る事です。最近は少し減ってきたけど、昔は給料が出たら即パチンコに行ってた職人さんも居たようです。大抵は負けて小遣いなくなって前借に来たりしてたみたいですが。
これも経済活動の一環ですかね?(笑)

 

連休前は材料の段取りに困ります。

 

明日からGWに突入する人も多いのかな??当社はカレンダー通りの休みなので明日はまだ営業しています(土曜日は基本的に休みではありません)。長い人になると明日から次の次の日曜日まで9連休になるって聞きました。そんなに休んで何をするんでしょう?休み過ぎるとその後に仕事に戻るのが大変になるだけな気がします。
運送業の改革もあって、今年はGW直前の荷物がエラい事になっています。瓦業界でも運搬のトラックが土曜に走らなくなったので連休中に仕事をする場合には今日までに材料の段取りをしないといけないので今日はバタバタでした。

 

昔は連休なんて取れなかったなぁ。

 

私が会社に戻った頃はまだまだ住宅業界も元気で日曜であろうが祝日であろうが現場があるなら仕事をするのが当たり前でした。25~6歳の頃なのでそれなりに遊びたいけど休みたくても休みますって言えず仕事をしていた事を覚えています。
ちゃんと連休になるのはお盆休みと年末年始の休みの時だけやったんですよねぇ。後は雨が続いた時かな。当時はGWといっても3連休が基本やったので職人さんが交代で1日休む程度で現場は毎日動いてた事が多かったです。普段の日曜日でも仕事に出る事も多くて、当時は日当も安かったので給料もらった時にちょっと増えてるのが嬉しかったりしました。今では仕事があっても日曜日には仕事は休んでいます。職人さんが休みたいって言うようになった事もありますが、現場が日曜日には作業出来なくなってきてる事も大きな要因です。

 

休みの日でないと出来ない現場もあります。

 

逆に普段はお客さんが仕事に出掛けてしまってるので土日にしか作業が出来ない現場というのもたまにあります。今日行った現場は土日でないといけないわけではなかったけど、お客さんの都合で仕事をする日が決められていたので、焦りました。大きなお屋敷やのに普段はあまり使われていないみたいです。

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そういう時には職人さんになんとか日曜出勤してもらわないといけないので、他の日に休みを設定したり、休日手当をつけたりする事もあります。
働き方改革の話が色々と出ていますが十把一絡げに同じ労働条件にしようとしているように思えてなりません。職種はいろいろでそれぞれに適した働き方があるって事を忘れたら逆に働き難くなるばかりです。もっと現実を見てあれこれ決めて欲しいですね。