姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ギネス認定、世界一大きい鬼瓦があるお寺に行ってきました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日も暑い一日でした。どんどん夏に向かっているので当然と言えば当然ですが今の時期は紫外線が強いので暑さよりも日焼けに注意が必要です。
ここ10年ほどは真夏でも仕事中は長袖着てるんですが、最近は休日も長袖になってきました。日焼けすると疲れ方が半端じゃないんですよねぇ。

 

世界一大きい鬼瓦は2階建ての住宅と同じ高さです。

 

今日は広島県の「えびの瓦商店」の海老野社長と愛媛県の「トヨシマ瓦店」の豊島社長に誘って頂いて、兵庫県加東市にある「三寶山無量寿寺」の見学に行ってきました。
この無量寿寺は大きな鬼瓦と石灯篭があって、それがギネスブックで世界一に認定されています。その高さは足の先から頭の先までで約9mもあります。普通の2階建ての住宅の棟までの高さとほぼ同じ高さなんです。
本堂の大棟に取り付けられているんですが、そんな大きな鬼瓦を焼ける窯はどこにもなくて、この鬼瓦は100以上のピースに分かれていて屋根の上で組み立てられたとの事です。
ちなみに本堂の前にある石灯篭もギネスブックで世界一大きい石灯篭として認定されています。こちらの高さは12mで4階立てのビルくらいの高さですね。

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無量寿寺は15年くらい前から知っていました。

 

この無量寿寺、落慶は10年前の2008年ですがそういうお寺が存在する事を私は建築工事中の15年くらい前から知っていました。私が家業に戻ってすぐの頃に淡路島にある「西日本かわら学院」という職業訓練校に行っていた時に工事をしていて、この無量寿寺の工事のお手伝いに行くという話があったんです。
楽しみにしていたんですが、行く直前に上陸した台風の修理工事で会社の仕事が忙しくなってしまって行くチャンスを逃してしまったんです。
その後、行く機会がなかったんですが、今日行く事が出来て良かったです。

 

その広さは甲子園60個分!!イメージ出来ないっすね。

 

今回見学したのは全体の半分くらいらしくて、現在建設中の部分も合わせると60万坪の広さになるとの事です。甲子園60個分。広すぎてイメージ出来ないですよね。山門から本堂までが直線で1.2kmもあるんです。

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その間に階段は256段あって、本堂前まで登りきると境内が一望出来て綺麗でした。
境内には四季が感じられるように桜やつつじ、紫陽花やモミジが植えられていてお寺の後ろの山と相まって見事な伽藍になっています。
ただし、観光寺院ではないので見たいからと急に行っても入らせてもらえないらしく、紹介者が申し込みをしての見学になるとの事です。