姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

足りないと気づいた時にはもう遅い?人財は一朝一夕では育たない。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
久し振りに1日いい天気でした。日差しが暑かったけど、気持ち良く仕事が出来たのが何より嬉しいです。次の雨がいつになるのがドキドキしながら瓦降ろしをやってるんですが、大きい現場なのでまだまだ目処が立ちません。他の仕事も詰まってきてるので段取りを考えるのが大変やけど、仕事が無くて悩むよりはよっぽど楽しいです。

 

会社だけでなくいろんな所で人財不足が顕在化しています。

 

昨日は異業種交流会「一八会」の定例会、今日は瓦組合青年部の役員会でした。どちらの会でも集まった時に話題になるのは会員数の減少です。一八会の方は今月3人も新入会員があったので、少し増えたんですが、それでもまだまだ定員には届きません。
瓦組合の方は減る一方で、現状のままで10年経つと青年部として残るのは1人だけという試算が出てたりします。現役で活動しているメンバーは人が減る一方である事に危機感を持つようになってきたんですが、瓦組合の組合員の方は人が減るのは仕方ないと完全に諦めモードに入っています。

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完全に減ってしまってからでは遅いんです。

 

人が少なくなっている事に危機感を持っても、現状ではまだ全瓦連の青年部の中では人数が多い方なので数字だけ見ている人は「まだおるやん」と取り合ってくれません。
流石に10年経つと1人になるというのは想定外やったみたいで、試算表を見せると全員の表情が険しくなったみたいですが。勧誘などに動ける人がまだ何人かいるので、今から動いて有効な手を打てればなんとなギリギリ間に合いそうなので、これからが勝負なんですが。

 

人財は一朝一夕では育たない。

 

会社でも現場でもそうですが、人財を育成するのはとても難しいんです。仕事関係の場合やと職人として一人前になるのにはかなりの時間がかかるし、組合などの場合は入会しても最初はどんな活動をしているかなどを把握するのは難しいので、参加してるだけになってしまいます。運営側に回っていろいろやろうと思うと先輩がやってる事を見ながら参加して、先輩の手伝いをして・・・っていうプロセスが必要になります。私自身がそうやっていろいろ覚えさせてもらったので、自分が運営側に回る時には同じようにしようと思っています。
でもそれも先輩が居てこそなんですよね。10年後に人が増えても残っているのは1人だけやと何をやるにしても人手も経験も足りなくて思ったことが出来なくなります。
経験や技術は繋がってこそ伝えられるものやから、仕事も仕事以外の活動もしっかり先の事を見据えてやっていかないとですね。