姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分の当たり前がお客さんの当たり前と同じなのか疑う事が大事です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
夕方のニュースで大阪の瓦施工店が取り上げられていました。地震で修理の注文が殺到しているという内容でした。住宅被害は大阪府だけで1万軒を超えるというデータも出ているので当然といえば当然ですが、これから本当に暑い時期に突入するので体を壊さないように気を付けないとですね。

 

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「瓦は重いから地震に弱い」というのは世間の常識??

 

先日、取引先の方と話しをしている時に瓦の重さの話になりました。その方は「瓦は重たいから地震に弱い」という話を丸っと信じているようで、リフォームするときの屋根材は軽いものにしなければならないって言い張っているんです。
ちなみにお客さんは可能であれば平板瓦に変えたいと仰ってる事もあって、現場調査の上で現状の屋根材に似たものと平板瓦の両方の見積もりを提出しました。
取引先の社員さんはお客さんと直接話もせずにこちらの見積もりだけを見ていきなり否定的な意見を言われたので思わずムッとしてしまったんですが、喧嘩しても仕方がないので屋根の重量が耐震性に与える影響は実際にはそれほど大きくないという事を説明しましたが、どうにも納得出来ていないようです。

度重なる地震で瓦は地震に弱いという印象が先行し過ぎています。

 

私が瓦の仕事をしているから瓦を庇っていると言われてしまうと、否定してもなかなか信じてもらえないかもしれませんが、実際に屋根材の重量が耐震性に大きく影響するのであれば、瓦を葺いてある家はもっと多くの被害が出ているはずです。そして軽量の屋根材の家は被害がないはずなんですよね。
この件については話しているとついつい熱が入ってしまうんですが、お客さんと直接繋がっている元請さんの認識が偏ってしまっているとどうしてもお客さんに誤った情報が流れてしまうので譲れないって思ってしまいます。

 

当たり前は人の数だけあると思った方がいいです。

 

もちろん、瓦にもデメリットはありますし軽量屋根材が悪いわけではありません。お客さんと話しをさせてもらって、それぞれのメリット・デメリットを理解してもらった上での選択であれば瓦が選ばれなくても納得して工事させてもらってます。
私が気を付けているのは自分の当たり前がお客さんの当たり前と同じではないって事を忘れないって事です。
工事する側として当たり前にやっている事もお客さんにとっては説明されないと分からない事やったりもするんですよね。そういう事の積み重ねが信頼に繋がっていくはずです。