姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

メガソーラー、あちこちに出来てるけどホンマに大丈夫かな?

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
コンビニの飲み物の棚に炭酸水の種類が増えてきましたね。特に強炭酸が流行ってるみたいでメーカー違いでたくさん出てるので炭酸好きとしては嬉しい限りです。家にはソーダストリームあるので自分で炭酸作れるけど毎日これだけ暑いと持って出るお茶だけではとてもじゃないけど水分足りないので塩舐めて炭酸水飲んでます。

 

太陽光発電システムの取り付けは出来るだけやりたくない。

 

当社は太陽光発電パネルの設置工事が出来ます。でも出来るのとそれをメインにやるのとは違います。私の考え方としては「お客さんから求められた時に出来ませんと答えてしまって、瓦の事や屋根の事をあまり知らない業者さんが設置工事をして後でお客さんが困るくらいなら当社が責任を持って設置する。」というものです。
但し「お客さんがどうしても設置したいというのであれば」という前提です。基本的には屋根の上にパネルを設置する事には反対しています。倉庫ならともかく居住空間の屋根の上にモノを設置するのは雨漏りの原因になりやすいからです。
だから出来るだけ太陽光発電システムを住宅に設置する工事はやりたくありません。

 

太陽光発電の問題が少しずつ顕在化してきました。

 

これまでも大きな台風や強風が吹いた時に屋根の太陽光パネルが飛んで他所の家を壊したという話を数は多くないものの、聞いていました。瓦と一体型のパネルも最近は増えてきたのでそういう心配をしなくてもいい物件も増えているんやとは思うんですが、それでも和瓦の屋根に設置する時には瓦とパネルの間に空間があるので、強風が吹いた時には風の強さ次第ではどうなるか分かりません。
最近では地面に設置する「メガソーラー」もかなり増えてきましたが、先日の大雨で山の斜面に設置したパネルごと斜面が崩落したニュースを見ました。
山の木を伐採して土を露出させてパネルを設置するって普通に考えたら崩落して当然やと思うのは私だけでしょうか??いくらパネルの下はコンクリートで補強して基礎をしていると言っても山の上から流れてくる水や山の内部で溜め込まれるはずの水分が木が伐採されてむき出しになった地面から表面に出て斜面が崩れやすくなるのって少し考えれば分かる事です。
 あ、写真は崩落したとことは別の場所です。ここも周囲に民家はないけど雨の量が増えるとどうなるか分からないですよね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20180718182337j:image

 

崩落しても発電は続いてしまうので余計に危ないです。

 

ニュースになったのは残念ながら姫路市なんですよね。しかもここ、崩落してもパネルが発電を続けているので触るに触れない状態なんだとか。太陽光パネルそのものにはスイッチも何もついてなくて、設置する前の状態でも光が当たると発電するけど設置前で電線を繋いでいないから安全なんですよね。
一度設置してしまって電線を繋ぐと発電した電気は当然電線を通ります。それが容量の大きいメガソーラーやとシャレにならない電力になってしまいます。
知らずに触ると大事故に繋がりかねないんです。
製品としては発電する時には二酸化炭素も出さないし大気汚染もないけど、製造の段階ではかなり二酸化炭素を排出しているという話も聞いた事があるし、廃棄物として処理しなければならなくなった時には処分するのも難しいという話もあります。
メガソーラーとか家庭用の太陽光発電とかホンマに大丈夫かな??