姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

楽しく仕事しないと商売なんてやってられないです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
やっと天気回復しました。長い事現場が動いていなかったので、これからバリバリと現場を動かして溜まった仕事をしていかないとです。
それにしても今年は本当に災害が多いです。あちこちで豪雨や地震、台風が起こって避難所で過ごす人もかなり多くなっているようです。災害の直後はいざという時の為の備えをしていてもしばらくするとそのまま放置して忘れてしまうのは仕方ないですが、自分の地域が関係なくてもどこかで災害があった時に、過去に備えたモノを思い出す事もあるかもしれません。
大同生命さんが毎月持ってきて下さってる冊子にそういう時の備えに使えるモノが紹介されていました。その名も「備え梅」だそうです。梅干しが1個1個個別包装で入っていてデザインもいいです。こういう備えなら目につくところに置いていても問題ないので採用しやすいですよね。

 

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仕事にもいろいろな種類があります。

 

私は大学を出た後、大阪のゼネコンに勤めてから家業に戻りました。現場監督やったので新人でもかなり大きい現場に携わる事が出来てとてもいい経験になりました。サラリーマンとして仕事をするのはいろいろな業者の方と話しする機会もあるし、いろいろな先輩の下について勉強出来るのでそれはそれで楽しかったんですが、睡眠時間が短くて生活も不規則やったので若い時に経験出来て良かったです。
その後、家業に戻ってしばらくは現場で職人として仕事をしてたんですが、職人としての「仕事」は目の前の事に集中して作り上げていくのが楽しいんですが体力的には一番キツイのは職人さんの時代やったかもしれません。

 

経営者になってからの「仕事」は全然違います。

 

父と交代したのは5年と8カ月前の事です。父が病気で入院したのがきっかけでした。病気そのものは命に関わるようなものではなかったけど、1カ月ほど入院している間、毎日決済が必要な書類を病院に持って行ったり、確認のためにずっと電話をかけないといけなかったりで、なかなか仕事がスムーズに進められなかったんです。
退院後もしばらくの間は月に1回ほど検査入院しないといけない期間が続いたので、いい機会やからと私から交代を申し出ました。父としては創業100年は自分がやりたかったらしいんですが。
経営者として仕事をやりだすとそれまでとは全く違っていて戸惑う事ばかりでした。職人時代は自分が仕事をしてナンボの世界やったのが、自分で動いたらダメになるんです。

 

商売をするなら楽しくないと続けられません。

 

経営者としての仕事は「商売」なんですよね。自分が動いていては1人分の売り上げにしかならないけど、社員さんに動いてもらうとそれが何倍にもなるんです。自分の舵取り1つで良くなったり悪くなったりするのが怖いところでもあるけど、楽しいところでもあります。
そして商売するなら「楽しく」仕事ができないと続けられません。いくら儲かっていても楽しくないと続かないんですよね。そういう意味では曽祖父から続いている当社はみんな楽しく仕事をしていたという事やと思います。
次の世代へと引き継ぐためにも楽しく商売をしたいですね。