姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

粘土を触ると大人も子供も本気で時間を忘れます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
会議と懇親会に出ていたら久し振りに日をまたいでしまいました。翌日がしんどいけど物凄く刺激になる会議なので夜遅くなっても楽しいです。

 

淡路島で瓦コースター製作体験をしてきました。

 

昨日は明石高専建築会のイベントで淡路島の大栄窯業さんのGALLERY土坐にて瓦コースター作成体験に行ってきました。高専建築会の執行役員のメンバーとその家族が参加してそこに瓦組合の青年部からも3名来てもらって交流という形にしたんです。
高専建築会と瓦組合の青年部、どちらも私が役員として関わっているのでコラボ出来ないかなぁって考えてた事がやっと実行できました。
GALLERY土坐には何度もお邪魔しているし、コースターを購入したりは何度かしているんですが、実は瓦コースターの製作体験は初めてやったので、ちょっとドキドキしてたんです。特に今回は小さい子供さんも参加で退屈しないかという事も気になってたんですが、いざやってみるとみんな作っている間は熱中して時間を忘れてしまいました。

 

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粘土を触るのは時間との闘いでもあります。

 

瓦コースターに使われている粘土は毎年小学校で教えている鯱作りの粘土よりも水分量が少なくてかなりしっかりと固めてあります。だから手に取っても粘土が指にくっつかないんですが、その分時間をかけ過ぎると乾いてしまって細かなひび割れが出来たりしてしまうので、集中するのはいいけど時間との闘いでもあるんです。
使う道具は私が子供の時、まだ当社が製造していた頃に職人さんが使っていた道具で手に取るとめっちゃ懐かしい感じがしたんですが、そんな事を思うのは私だけやったみたいでみんな真剣な顔をしてコースターに向かっていました。

 

売っているものを自分で作り上げるのも楽しいです。

 

実は瓦コースターが欲しいだけなら買おうと思えばいくらでも買えるんです。GALLERY土坐さんにもたくさん置いてあるし、ネット通販でも買えます。でも淡路島まで行って、大栄窯業さんを訪問してあの場所で粘土に向かうという体験が特別なんです。
前からやりたいと思いながらなかなか機会に恵まれなかったので、今回の企画を実現出来て本当に良かったです。
体験後の食事はもちろん「かわらや」さんで、ゴールデンポークの瓦焼き。屋根の上に葺いてある瓦そのものが鉄板や網の代わりに七輪の上に置いてあって、そこで肉や野菜を焼くんですが、初めての人にはとてもインパクトがあるみたいです。
組合から参加したメンバーの中にもコースターも瓦焼きも初めてのメンバーがいたみたいで喜んでもらえたのがよかったです。