姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

職人の仕事は1+1が3にも4にもなります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
天気予報、最近当たるようになってきましたね。今日の雨、そんなに降るって思ってなかったんです。夕方から降って夜の間だけで仕事には影響ないかなぁって。それが午前中からパラパラしてて、それでもなんとか昼までは作業出来たけど午後からは降ったりやんだりしながら段々本降りになってきました。天気予報も見る度に悪い方に変わっていくので午後からの作業は諦めました。なんとか午前中の間に1件現場調査を済ませる事は出来たけど、無念です。

 

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1人で仕事してるとなかなか捗りません。

 

私は現場作業していても突然お客さんから呼び出されたりする事があるので、丸1日現場で作業出来る日が少ないです。なので他の職人さんと一緒に仕事してるとその現場の工程を狂わせてしまわないように、現場で作業する時は基本的に1人で出来るこまごました修理仕事や葺き替えでも1人で出来る作業の時に現場に入る事が多いです。
安全面から考えると1人で現場作業をするのはあまりよろしくないんですが特に今みたいにいろんな仕事が集中してしまっている時期は仕方ありません。
とは言っても職人さんは基本2人以上を1組として回ってもらうように段取りしています。

 

1人増えるだけで効率が全然違います。

 

屋根の上の作業では道具や材料を屋根に持って上がらないといけません。昇り降りの回数を極力減らす事が一番の効率化なので梯子を使う時には手ぶらでは上がらないようにしていますが、1人で仕事をしていると一度に持てる荷物の量が限られてしまうので工事の始めと終わりはどうしても手ぶらで昇り降りしないといけなくなります。
それが1人増えると効率は倍ではなく3倍くらいになるんです。人数が単純に倍になるとそれだけで工事する場所が倍になります。でもその為の段取りは1人の時も2人の時も作業量は大きく変わりません。準備も片付けも倍以上の速さで終わる上に仕事自体は倍の捗るんです。

 

現場の人員を揃えるのも仕事のうち。

 

着工に当たってその現場にどれだけ人数を集めるかというのも社長である私の仕事なんですが、災害の後はその人数を揃えるのがとても難しくなります。あちこちに電話をかけまくって人の手杯をしないといけないんですが、来てもらえる事になったら今度はせっかく来てもらう人が遊んでしまわないように現場の段取りをする必要があります。
材料の発注や引き取り、現場への配達などもしないとなので運転距離がエラい事になりますが、それでも完了する現場が増えてくるとホッとします。
バタバタしてる時やからこそ事故がないようにしっかり段取りしないとですね。