姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

大塚美術館の美術品は陶板のレプリカでも名作でした。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日、今日と異業種交流会「一八会」の研修旅行で四国へ行ってきました。企業訪問では介護シューズで有名な「徳武産業」さんへ行き、会社の見学と十河会長のお話を聞かせていただきました。そして宿泊は香川県から徳島県へ移動してキャンプ場での宿泊です。一八会ではこれまでになかった体験で準備は大変やったけど楽しい2日間になりました。

 

大塚美術館に初めて行ってきました。

 

徳島県の大塚美術館は大塚製薬が運営していて大鳴門橋のすぐ近くにあるちょっと変わった美術館です。何が変わっているかというと展示されているのは全てレプリカであるって点ですね。でも違法なレプリカはありません。全て著作権料を支払って合法的に作成されたレプリカです。しかもすべて「陶板」に転写されているんです。
本物は日光に当たると劣化してしまうので保管にも気を遣うけどこちらのレプリカは理論上、何十年経っても劣化はほとんどしないとの事で、海外に行かないと見る事が出来ないような名画が1つの建物の中に収められていて見学時間を2時間とっていたけど、それだけでは全部見て回る事は出来ませんでした。

 

レプリカは全て原寸大で作られています。

 

館内にあるレプリカは全て原寸大で作られているそうで、著作権料を支払って撮影した写真を陶板に転写するというやり方で製作してあるそうなんですが、モノによってはレプリカの絵よりもその周りの額縁の方が高価なものもあるようです。本物に近づける為とは言ってもとてつもない手間と予算がつぎ込まれています。
そして全て原寸大なので、修道院の天井に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」のような超大型の絵画は物凄い迫力でした。
とくに最後の審判は3フロアぶち抜きで作られた部屋の天井も壁も全て使った対策です。

 

今はオリジナルが存在しない名画もありました。

 

何よりも凄かったのはゴッホの「ひまわり」が7つ全部揃っている事です。この「ひまわり」現存するオリジナルは6つしかないんです。
7枚目は第二次世界大戦時、日本のそれも芦屋市にあったものが空襲で焼失してしまったものを残っていた図録から再現したもので、この大塚美術館でしか見る事が出来ません。

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そして何よりも面白いのがこれらの名画のレプリカ、触れる事が出来るんです。本物の絵を実際に触る事は絶対に出来ないけど陶板で作られたレプリカは「お触り自由」なんです。むしろ額縁には触らないでくださいって注意された事に驚きました。また写真も自由に撮影しても良いとの事であれこれ写真も撮りまくりました。
またゆっくりと見に行きたいなぁ。