姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

お寺や神社の仕事を頂くとご縁を感じます。

こんばんは。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日の雨で一気に季節が進むと天気予報で言ってました。今日の夜辺りから冷え込みそうな感じですね。
作業してても今日はそれほど汗をかく事もなく程々な感じです。エルニーニョが観測されたようで今年の冬は暖冬になるってニュースもありました。
大雪になるよりはいいけど寒い時期にはちゃんと寒くなってもらわないと後々に影響が出そうで怖いですね。

 

今年はよくお寺や神社の仕事をさせて頂いてます。

 

お寺や神社の屋根工事というとどうしても規模が大きくなってしまいがちで、当社では5年に1回くらい工事させて頂けたらいい方なんですが、今年に入ってから神社2件、お寺2件の工事をさせて頂いてます。

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本堂や本殿の工事ほど大規模なものではないんですが、それでも庫裏やお堂、能舞台など小規模でも手間を掛けないといけない工事はとてもいい経験になります。なかなか自社職人のみでの工事とはいかないんですが、応援で工事に入ってもらえる仲間がいるというのも有難いですね。


一般の住宅と違う種類の「仕事」が必要になります。

 

お寺の庫裏はともかくお堂や神社のお宮さんなどは住んでいる人はいないので一般住宅で工事をする時のような気の遣い方はしなくていいんですが、その代わりに着工する日時や着工時の儀式など普段は深く考えなくてもいい事を考えないといけなくなります。
本来であれば一般住宅でも考えないといけない事なんですが、最近はそこまで気にされる施主さんも減ってきてせいぜい天気が続く時期に工事をして欲しいとか近隣の方と兼ね合いで土曜日や祝日の工事が出来なかったりとかその程度なんですよね。

 

神社やお寺は公共の場なので近所の人が見学に来たりします。

 

 

公共の場というと今では道路や公園、公民館などをイメージしてしまいますが、昔はお寺や神社が公共の場の代表格でした。誰でも入ってお参りする事が出来るところが多いので工事をしていてもよくお参りに来てる人がじっくり見学してたり、段取りしていたらいろいろ質問されたりもします。
一般住宅で完全に敷地の中に入ってしまって外から見る事は出来ても話しかけたりじっくり見学することが出来ない環境で仕事をしているの見られながら仕事をするのとでは職人さんたちの意識も違ってきます。見られてるという意識を持てるようになると普段の仕事でも細かいところにまで注意が向くようになるので、これからもそういう仕事をしっかり確保していかないとです。