姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

同業者は仲間と考える方が楽しく仕事が出来ます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
田舎の近所付き合いが面倒やと都会の人が言うのをたまに耳にしますが、田舎よりも都会の近所付き合いの方が面倒くさい気がするのはずっと田舎に住んでるからでしょうか??
私が住んでいるのは姫路でも街から外れた所で宅地造成でかなり減ったとは言ってもまだまだ水田が残っている地域です。田舎で田んぼも畑も多いので旬の野菜とかいろいろ物々交換みたいにお裾分けが届く事がよくあります。
今日も打ち立てのお蕎麦と新鮮な卵が届きました。届く時はそこそこの量で届くけど物凄く助かりますね。

 

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同業者での情報交換会が行われました。

 

昨日は姫路近辺の同業者の有志が集まっての情報交換会でした。3年ほど前までは兵庫県南部には瓦組合が2つあったんです。神戸が本拠の「兵庫県瓦工事業協同組合」と姫路を中心とした「西部瓦工事業協同組合」です。それが1県に1組合という全瓦連の方針に沿って合併したんですが、組合事務所が神戸に設置された事もあって、姫路方面の仲間の集まりが悪くなってしまいました。
そこで旧西部の若手が中心となって今は足が遠のいてしまった同業者とも連携が取れるようにという事で企画したものです。

 

仲間でライバルやけど競争はしません。

 

同業者というと競争相手のように感じてしまうんですが、職人さんが減ってしまった瓦業界では人手が欲しい時に応援しあう仲間なんですよね。そして基本的には仕事の取り合いになる事はありません。それぞれの会社で得意不得意な分野があるので上手くフォローが出来てるんですよねぇ。
だから仲間でライバルやけど基本的に値下げ競争なんかはしません。

 

情報交換してお互いを高めあえる関係がいいですね。

 

屋根工事は瓦にしろ副資材にしろどこの会社でもある程度在庫を持っています。そして工事は常に自社の近所とは限らないので現場で急きょ材料が足りなくなったという時に自社まで取りに戻ると時間のロスが大きいことも多いんです。そんな時に近くの瓦屋さんで材料を借りる事が出来るととても助かります。普段から情報交換しているとそういう協力関係も築けるし、災害が起こった場合でもお互いの近くの現場をお願いしたりする事も出来ます。その他にこんな事例で対応に困ったというような情報も交換しておくと次から業界内で同じ事例で困る事もなくなるんですよね。
同業者の集まりっていうと腹の探り合いとか足の引っ張り合いをしていたり、傷の舐めあいになってしまったりというマイナスのイメージの話もよく聞きますがお互いを高めあえる関係になっているので集まるのも楽しいです。