姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦屋さんってどんな仕事してるかご存知ですか??

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日も昼間は暖かかったですね。夕方以降は冷え込んできたので明日以降は12月らしい気温になるんじゃないかと思うんですが、あんまり寒暖差が大きくなると体調管理が難しくなるのでほどほどにして欲しいですね。

瓦屋さんと一口に言ってもいろいろな仕事があります。

 

どんな仕事にでも言える事なんですが、瓦屋さんの仕事もいろいろあります。雇用形態によっても違うんですが、当社の社員さんの場合は朝、会社に出社してきたら朝礼してから現場に出発です。現場は遠いところやと会社から1時間以上車で移動しないといけない場所やけど近いと車で5分もかからない場合もあります。
会社の軽トラやダンプで資材を運搬するところからスタートで、現場に到着すると資材を降ろして電動工具を使えるようにしたり工具を使えるようにしたり梯子や荷揚げ機を設置したりという準備をしてから屋根に上がって作業になります。
また屋根だけが仕事場所ではありません。塀に瓦を施工したりする事もあって、その場合には脚立などを使って足場を設置する事もあります。

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1日で終わる仕事もあれば数カ月かかる事もあります。

 

修理の仕事や小さい屋根の場合には1日で仕事が終わる事もありますが、大きな屋根の場合には数カ月かかる事もあります。上で書いた準備は着工する日の準備で継続して同じ現場で仕事する場合には梯子や荷揚げ機は設置したままになるので2日目からは準備が少し減ります。極端な例としては1日どころか半日以下で終わる現場もあって、1組の職人さんたちで1日に2件とか3件の現場を受け持ってもらう事もあります。台風や地震などの災害の後には特にそういう事例が多くなります。

 

新築と葺き替えでも仕事内容が変わってきます。

 

葺き替え工事では基本的に家の人が住んだままの状態で工事を進めるので、古い瓦を下ろした後の養生は完璧にしておかないといけません。天気予報で雨が降らないと言っていても急変する可能性もあって、きちんと養生しておかないと雨漏りして天井や壁を傷めてしまう事もあるからです。ルーフィングと呼ばれる下葺き材を施工するとある程度は防げるんですが、用心のためにブルーシートを貼ります。毎朝ブルーシートを剥がして夕方に貼るという作業を雨漏りの心配をしなくてもいいくらい工事が進むまで続けます。
逆に新築の場合はまだ誰も住んでいない状態なのと雨漏りの原因となるような場所が少ないのでブルーシート養生をする事は少ないです。
毎日仕事をする内容が変わるので毎日の段取りが肝心なんですよね。