姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

買う時は安く、でも自分の仕事は高く買って欲しい。矛盾してますね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日はクリスマスイブですね。夕方くらいから一気に冷え込んできて防寒着を着ていても外に居るのが辛くなってきました。これまで本当に数えるほどしかホワイトクリスマスなんて経験したことありませんが、今年はどうなるんでしょう??
ホワイトクリスマスを有難がるのは都会の人だけで、本当にホワイトクリスマスになってしまうと交通網が大混乱するので普通に天気良いのが一番ですね。

 

自分の仕事には高い価値を認めて欲しいものです。

 

社会人になって毎日仕事をするようになると自分がした仕事の価値がどれくらいのものなのかが評価の基準になってきます。それで給料が決まったり出世が決まったりするので、みんな自分の仕事には出来るだけ高い評価が付くように仕事を頑張っているんやと思います。
ものづくりなど実際にした仕事が形に残るものは評価がしやすいけど、サービス業を含めた一般のサラリーマンの仕事というのはあまり形に残るモノは多くないですね。形に残らないからこそ、「頭脳労働」という点を付加価値にしてきたのがこれまでの社会でした。そのせいで実際にものを作っている現場の方が下に見られる傾向になってしまって現場で働く人がいなくなってるんですが・・・。

 

買う時にはどこまでも安い方がいい??

 

自分がした仕事に対しては高い価値を認めて欲しいのに自分が買う側に回った途端にどこまでも安さを追い求めてしまう矛盾が未だに蔓延っています。
日本の企業は「良い商品をいかに安く売る」かという事に対して並々ならない努力をしてしまいます。1つの価値として「安い」事もありではあるんですが、「安い」事だけが価値の全てになってしまってるんですよね。そうして他人の仕事に対しては安い評価しかつけなくなっているような気がします。
このまま「良い商品」が安売りされ続けると本当に日本のものづくりは衰退してしまいます。

 

胸を張って「自分の商品にはこれだけの価値があります」って言えるように。

 

最近少しずつそういうお店や人が増えてきましたが、お客さんから「高い」って言われた時に「自分が作った商品にはそれだけの価値があるんです」って伝えられるようになっておかないといけないという事を、災害復旧の工事の見積もりをしていて凄く強く感じるようになりました。
需要が多過ぎて供給が追い付いていない状態で、それでも安くないとって思ってる人もまだまだ多いようです。どうせなら自分の仕事に対してきちんと価値を認めてくれるお客さんの仕事をしたいですよね。

 

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20181224175128j:image