姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦の産地に住んでいる人でも瓦の事はあまり知らないんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
ここ最近、ちょっとあったかい日が続いていますね。車を運転してるとあまりの陽気に眠くなってくるくらいです。車から降りたら意外と気温低くて寒いって思うんですがすぐに慣れてしまって作業してたら上着が邪魔になるくらいです。
もっとも日が暮れると急激に冷えてくるので体調管理が難しいんですが。相変わらずインフルエンザが猛威を振るっているのでご注意ください。

 

瓦の産地は全国にあるんです。

 

一般的に瓦の産地というと「淡路」「三州」「石州」の三大産地を思い浮かべる人は多いと思います。一番多いのは三大産地のうちの1つだけ思い浮かぶか、全く思い浮かばないかのどちらかではあると思うんですが。兵庫県、愛知県、島根県は三大産地がある県なので比較的回答率は高いかもしれませんね。
そしてその3つの県で瓦の窯元が集まっているところ以外でも瓦は作られています。兵庫県の場合は淡路が一番大きな産地ですが、他に明石市にも産地が集まっていたし姫路にも窯元が集まっている地域がありました。
残念ながら明石の窯元はすべて廃業してしまったし、姫路でも稼働している窯元はほんのわずかです。

 

産地に住んでいても瓦の事を知らない人は多いです。

 

私が住んでいる地域もそこそこ大きな産地として有名でした。でも今では窯どころか瓦に関わる仕事をしているのは当社だけになってしまいました。この地域が瓦の産地やったって事を知ってる人はまだそれなりにいるみたいですが、知らない人もかなり増えてきたようです。
毎年小学生に鯱瓦つくり体験を教えてるんですが、なんで鯱瓦を作るのかよく分からんって言われた事もあるんですよねぇ。

 

地域の郷土歴史講座で話する事になりました。

 

半年くらい前に地元の公民館で「郷土歴史講座」という講座のシリーズをやるのでその中で瓦の話をして欲しいという依頼がありました。正直な話、私よりも父に来る話じゃないのかな?って思ったんですが、せっかくの機会なのでお受けする事にしたんですが、その講座が明日に迫っています。まだ資料を作っている途中なんですが、いろいろ話したい事があるのになかなかまとまらなくて焦っています。

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上手に話せるとは思ってないのでそこは開き直って少しでも聞いてくれる人が楽しめる内容に出来たらとは思ってるんですが2時間という持ち時間をどう使うか本番まで悩んでみます。