姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場の仕事をする為の技能検定試験が開催されました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨晩から今朝にかけての冷え込みが凄かったですね。滅多に雪が積もらない姫路でも朝起きたら雪が屋根に積もっていて真っ白になっていました。雪国育ちの嫁さんも積もった認定してくれるレベルです。
まぁ、夜が明けて日が昇ったらすぐに溶けてしまったんですが。

 

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毎年恒例の技能検定試験が開催されました。

 

毎年1月になるとかわら葺き技能士の1級及び2級の技能検定試験が開催されます。技能検定は厚生労働省認定で1級は厚生労働大臣認定、2級は都道府県知事の名前の入った合格証書が発行されます。
検定試験はかわら葺きだけでなく大工や左官、板金など様々な職業に設定されていて、それぞれの業界団体が決められた課題を用意して検定試験を行っています。
瓦業界では兵庫県瓦工事業協同組合が試験を行うんですが、検定会場の設営は我々青年部で行っています。
毎年同じ時期にあって、毎年準備しているんですが年に1回しかないので準備の詳細を覚えていなくて、やりながら思い出しています。

 

検定の講習会と検定本番の準備と片付けで1月の日曜日が埋まります。

 

私は青年部の他に技能士会でも役員をさせて頂いています。そして技能検定の講習会は技能士会がやる事になっています。つまり技能検定が近付くとその講習会の準備と本番と片付け、そして検定前日の準備と当日の片付けをやらないといけないので、それだけで1月の土日が2週連続で埋まってしまうんですよねぇ。
どの予定も丸一日って訳ではないんですが、どうしても現場仕事には行けなくなってしまいます。
10年くらい前までは1月とか2月は仕事が暇な時期やったんで、問題なかったんですが、ここ数年は時期に関係なく忙しかったり暇やったりするので現場に出られないと大変なんですよねぇ。

 

検定が終わって全員が完成しているのを見るとホッとします。

 

自分が技能検定を受けた経験があるので検定が終わった後の片付けでは受検した人の架台がちゃんと施工完了しているのかがとても気になります。完成していないと採点すらしてもらえないので、延長時間を使ってでも完成させて欲しいんです。
延長時間を使うと減点にはなるんですが、それでも採点してもらえるんですよね。
ちなみに試験時間は午前中2時間と午後から2時間、それに延長時間が30分なんです。
実技試験の後には学科試験が控えていて、両方合格してはじめて技能士がもらえるという仕組みです。
私が1級を受けた時もめちゃくちゃ寒くて、作業してる間に汗をかいたのが昼の休憩の時に冷えてめちゃくちゃ寒かったのをよく覚えています。今年は当社の職人さんも2級を受けているので学科試験までの体調管理をしっかりしてもらいたいですね。