姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

梅雨が来る前に樋の点検をオススメします。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
もうすぐ中学生の就労体験学習「トライやるウィーク」が始まります。毎年地元の中学校の生徒を1週間預かっていて、今年も2名預かることになりました。本番は6月10日からなんですが、開始前の顔合わせとして体験予定の2人が来社してくれました。
まだ緊張しててあまり話も出来ないけど、最終日くらいになってくるとかなり打ち解けていろいろな事を話してくれるようになります。今年はどんな話が聞けるか楽しみです。

 

もうすぐ梅雨入りですね。

 

連日、猛暑が続いていますが暦としてはもうすぐ梅雨入りですね。一昨日から昨日にかけての猛暑では沖縄にかかっていた梅雨前線が一時的に消えてしまうという現象を開設していましたが、例年通りやと近畿地方も後10日ほどで梅雨入りするはずです。
最近は梅雨といってもあまり長雨にならずに、梅雨が明けてから集中豪雨で大量に降る事が多くなってる気がします。
それでも田んぼに水が入って、蛙の鳴き声が聞こえてくると梅雨が迫っているのが実感出来ます。

 

雨漏りは原因が何であれ瓦屋さんに相談が来ます。

 

我々瓦工事店に連絡がくるのは雨漏りした時が圧倒的に多いんです。瓦や屋根が原因になっている事も多いんですが、窓のサッシや壁から入った雨が原因で雨漏りしている事も比較的多いんですよねぇ。
その他に軒先にかかっている雨樋が壊れていたり詰まっていたりして雨が降った時にオーバーフローや壊れた部分から雨水が落ちてきてその音が気になったり、出入りする時に濡れてしまったりする事もあるんですよねぇ。
雨樋の修理も簡単なものならやってしまいますが、複雑なものになると本職の職人さんに来てもらわないと難しい事もあります。

 

軒樋には意外と土やゴミが溜まりやすいんです。

 

樋が詰まる時っていうのは家が山の近くにあって、落ち葉が樋の中に入ってしまったとか棟の部分の土が流れ出てしまって樋に入ってしまったというのが原因の事が多いです。
でもたまにそういう要因がなくても長い時間かけて樋に溜まった埃が原因で樋を詰まらせてしまう事があります。

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軒樋は水をスムーズに流すために少し勾配を付けてあるんですが、その勾配が低いところで詰まってしまうと水が集中するのに上手く排水できなくて樋から溢れ出てしまうんです。
基本的には軒樋よりも軒樋に溜まった水を排水するための竪樋の方が詰まりやすいんですが、竪樋が詰まるにはかなり長い時間がかかるので、定期的に軒樋を掃除しておけば竪樋が詰まる事はありません。竪樋が詰まってしまうとこぼれた水が1ヵ所に集中してしまうので大きな雨漏りの原因になってしまう事もあります。
梅雨が来る前に一度樋の点検をしてみませんか??