姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

昔の自社の仕事を見る事が出来るのは嬉しいですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先日、近所のインターチェンジ入口の信号でとても珍しいバイクを見かけました。
「クラウザードマーニ」というサイドカー付きのバイクなんですが、見かけたのは今回が4回目という、かなり珍しいバイクです。普通はサイドカーは後付けな事がほとんどなんですが、このバイクは最初からサイドカー一体型なんです。だから外装のカウルもバイク本体とサイドカーが一体になっていて、かなり近未来な感じがします。
現役でバイク乗ってる間に1度は乗ってみたいバイクですね。

 

25年くらい前まで瓦の製造をしていました。

 

当社は25年くらい前まで瓦の製造をしていました。元々は瓦の製造業として創業したんですが、親父の代から工事業もスタートしたんです。その後、製造業を休止してしまって今に至っています。
「深志野瓦」というとそこそこ有名やったという話は両親や祖父から聞いていたんですが、実際に神戸から大八車で買いに来ていたという話を神戸の方から聞いて、びっくりしました。
私が高校生の頃まで製造やってたので子供の頃から工場で粘土を使って遊んでは焼いてもらって遊んでいました。

 

最後に出荷した瓦が岡山県にあるそうです。

 

そんな当社が最後に出荷した瓦が岡山県にあるそうです。と言ってもうちで直接請けたものではないらしく、当社の名前は出てないらしいんですが、結構大きい神社の名所になるような場所で使われているという話だけ聞いてはいましたが行った事なかったんですよね。
岡山県ってお隣やのになかなか行く機会なくて、行っても目的地が決まってて他に寄り道する余裕もなかったんですが、嫁さんから行ってみたいと言われて行ってきました。

 

25年経っていい風合いになっていました。

 

その神社が「吉備津神社」です。桃太郎のモデルになった「吉備津彦命」をご祭神とする神社で本殿の大きさは出雲大社や八坂神社に匹敵すると言われる神社なんです。「吉備津造」とも言われる特徴的な屋根を持つ神社なんですが、その神社にある400m近くある回廊の屋根の瓦が当社の瓦だそうです。

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嫁さんはその事は知らないまま、「吉備津神社」の事を知って行ってみたいと思ったそうで、うちが昔納めた瓦がある神社屋って聞いてびっくりしていました。
お寺や神社だけじゃなく、住宅でも瓦は長く残るので自社が関わった物件が長く残っていて、それを目にする事が出来るのも嬉しいし、自分が関わった現場が将来、同じように思ってもらえると嬉しいなぁって思います。