姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

鯱づくりでは先生が一番夢中になっているかもしれません。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今週後半から梅雨入りして天気が崩れる予報になっています。はっきり降るって分かっていたら仕事の予定も立てやすいんですが、降水確率は60%という微妙な数字が並んでいるんですよねぇ。昼間に60%なのか夜に60%なのか週間予報では分からないのがもどかしいですね。

 

鯱づくり体験教室でした。

 

例年は秋に開催している地元の小学校での鯱作り体験教室を今年は6月に開催する事になったのは先日のブログでも書きました。梅雨入り間近でちょっと蒸し蒸ししてたけど窓から気持ちい風が入ってきて気持ちよく指導できました。
85人で聞いていた生徒数は87人で、余裕を持って用意したはずの粘土は先生3人と合わせて90個ちょうどになりました。足りないという事態にならなくて良かったです。
そして今年は体験教室開始前に校庭で5年生全員をドローンで記念撮影してみました。
ドローンを出した時の生徒たちの「おぉ~」って声にちょっとだけ浮かれてしまいました。

 

クラスによって体験時間中の色が違います。

 

私が小学校の時に始まった鯱作り体験ですが、私が指導する側で関わるようになったのは10年ほど前なんです。私の時から15年くらいは継続していたんですが、その後に一時期途切れた事がありました。体験教室の事を知っている先生がいなくなってしまった事と学校側との繋がりが薄くなってしまった事が原因やったみたいです。
私の恩師が校長として地元の小学校に赴任された時に途切れている事を惜しんで再開の打診を受けて復活しました。
それから毎年指導しているんですが、学年ごとに色が違うんです。めちゃくちゃヤンチャな学年もあれば大人し過ぎて心配になる学年もあるんですが、それがクラス毎でも色が違っていて、教室を移動するとガラっと変わる雰囲気にびっくりします。

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先生も夢中になって鯱づくりされます。

 

年によっては先生は全く鯱を作らずに一緒に指導する側にまわったり写真を撮る事に集中されたりする先生もいらっしゃるんですが、今年の担任の先生は3人ともめっちゃ集中して鯱づくりされていました。
淡路での瓦コースター製作でも感じましたが、子供よりも大人の方が粘土を触り出すと夢中になるようですね。しかも今年の先生の作品は3人ともかなり高レベルの鯱になっていました。半日の体験が終わった後にとても満足な顔をされていたのが印象的です。
この後は学校で少し乾燥させた後に回収して淡路島の窯元さんに持っていく事になります。
生徒たちの手に渡るのは夏休み明けですね。どんな顔で完成した鯱を受け取るのか今から楽しみです。