姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

新調した屋台のお披露目でした。

こんにちは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
一雨降ってそのまま涼しくなるのかと思ったらまたまた暑くなってきました。今日からの3日間はまた猛暑日になる日も出てくるくらい気温が上がるそうです。そしてまた台風になりそうな熱帯低気圧が日本の南にあるみたいなので警戒しないとですね。台風15号で被害が出た千葉県では未だに停電が復旧してないところもあるそうなので熱中症への警戒も必要です。

 

35年(?)ぶりの屋台新調です。

 

姫路を含む播州での秋祭りはお神輿も担ぐけど主役は屋台です。屋台と言っても食べ物や玩具を売る露店の事ではないんです。大人が4人ほど乗れる屋台を30人とか40人、大きい屋台やと80人ほどが担いで練り歩くんですが、私の地元の屋台は35年ほど前に新調されたものでした。
私が小学生の時に乗ったのは新調されてしばらくしてからやったらしいんですが、前回の新調の時の記憶はないんですよね。
そして今年、35年ぶりに屋台が新調されました。前に秋祭りで使っていた屋台よりも一回り大きいものになったんです。

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「灘のけんか祭り」ほど派手ではないです。

 

播州の秋祭りというと一番有名なのは「灘のけんか祭り」です。1基で2~2.5tほどある屋台を6基練り合わせるんです。神輿も同じく練り合わせるんですが、この時に派手に壊れれば壊れる程良いとされています。
2t以上もある屋台を80人くらいで担いでいるだけでも凄いのにそれを6基で練り合わせるんです。そりゃ、スゴイ迫力です。高みの見物が出来る桟敷席は物凄くいいお値段なので屋台の巡行ルートから見た事がありますが、本気で轢かれるかと思いました。
そんな派手な祭りが近くにあるので、地元の祭りも自然とそれを真似した形になってきてるんですが、さすがに屋台は1基だけやし、練り合わせもありません。それでもここ15年ほどで結構派手にはなってきました。

 

町内にお披露目しました。

 

祭りの屋台は新調したその年は白木なんですが、その後は漆を塗って黒くしていきます。つまり完全に白木のままの屋台を見れるのは今年だけなんですよね。その新調された屋台の「入魂式」が執り行われました。神社で神事をした後、町内をお披露目して回るんです。サイズとしては中型のトラックくらいのサイズなので町内を練り歩くにしてもある程度通行規制をしないといけないので消防団があちこち走り回って通行規制します。私も仕事は半日で切り上げて消防団員として通行規制のお手伝いをしてきました。
昨年までの屋台なら普通に通れたところが新しい屋台は大きくなったので通れないなんて事もあるんですよね。そういう場所を洗い出して来月の秋祭りまでにルートを確定させるのも目的の1つです。