姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定講習会を開催しました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
最近、関節が固くなっているみたいであちこちがバキバキしています。股関節も足首の関節も腰も首も肩もバキバキで可動域も狭くなっている感じがします。たまに解すようにしているんですが、寒い時期やからか解した直後は楽になるけどすぐにまた固まってしまうんですよねぇ。運動不足も関係してるかも。

 

来週は技能検定の実技試験です。

 

毎年1月末から2月頭で技能士資格を取得するための「技能検定」が開催されています。技能検定は実技試験と学科試験を各1日ずつ行います。瓦だけでなくいろいろな職種に技能検定があって、それぞれに1級技能士、2級技能士がいるんです。
実技試験は4時間で決められた課題に瓦を施工していくんですが、試験で時間制限があると焦ってしまってなかなか普段通りに出来ないんですよね。

 

実技試験の前に本番と同じ条件で講習会をやっています。

 

技能検定の実技試験を受検して何が困るって試験架台を用意するのが大変なんです。架台は毎年同じ架台を使っているんですが、試験で使われるのと同じものを用意するのは面倒なんです。しかも合格してしまえばその後は使う事がないので余計に勿体ないってなってしまうんです。
そこで組合や技能士会が技能検定を受ける人のために実技試験の1週間前に実技試験の講習会を開催しているんです。この講習会では実技試験の本番と同じタイムスケジュールで試験の練習が出来るようになっています。瓦も本番で使う瓦を用意するし架台も試験で使うものなのでとてもいい予行演習になるんですよね。

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一度通して練習するだけでスピードが上がります。

 

1人で練習していると自分のやっている事があっているのか分からなくなってくるんですよね。そんな時に講習会に参加すると他の受検者がどんな風にやっているのかとかどれくらいの時間でどれくらい進めているかっていうのが分かるので、とても参考になるんです。そして本番と同じタイムスケジュールでやってみるだけで、その後の施工スピードがかなり上がるんです。
私も2級、1級と受検しましたが、講習会に参加した時は時間内では完成出来なかったのが本番ではちゃんと出来て合格する事が出来ました。
今日講習会に参加した人も時間内では未完成やったけど、来週の本番では完成出来るんじゃないかなぁ。頑張って合格して欲しいですね。