姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦の家に住んだ事がない子が増えているようです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
中国の新型の肺炎の感染がどんどん広がっていますね。蝙蝠が媒介しているって情報もあるけどそれ以上に最初に感染者が出た時の初期対応のミスですよね。日本とは文化が違うとは言ってもお粗末すぎる対応です。日毎に感染者の桁が上がっていってて、世界中に広がってるけどこれ以上犠牲者が出ない事を祈るのみです。

 

都会では瓦の家を知らない子供の方が多いです。

 

今日は恒例のものづくり大学校でのものづくり体験教室の指導日でした。今日、ものづくり大学校に来ていたのは神戸の市立中学校の1年生です。1学年で180人くらいいるらしいので結構人数多い方ですね。先生に話を聞いてみると学校の合併があったようです。そのうちの18人がかわら葺きの体験をしました。

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体験教室の指導でいつも生徒に聞いているのが「家が瓦屋根の人」です。いつもなら1人くらいはいるんですが、今日は誰もいませんでした。それどころか親戚の家でも瓦を見たのは少数やったんです。

 

瓦どころか一戸建ても珍しいのかもしれません。

 

中学生の行動範囲を考えたら、都市部で開発が進んでマンションやビルばかりになっている都市部では瓦どころか一戸建ての住宅すら珍しいのかもしれません。それでも両親と帰省したら田舎に行くんじゃないかと思ったんですが、もしかしたら帰省せずに年末年始は旅行に行ってしまうのかもと思い至りました。
瓦屋根は日本の原風景やと思っていたんですが、もう20年もしたらその感覚が少数派になってしまうのかもしれません。それか「瓦屋根=空き家」と思われているのかも。

 

知らない世代の方が抵抗なく受け入れる可能性も高いです。