姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

数量限定とか完売という言葉の魔力についつい引っかかってしまいます。

こんばんは。

 

 

嫁さんがコンビニで「カップヌードルビッグ謎肉祭肉盛りペッパーしょうゆ」を

見つけてきました。

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SNSで話題になり12日に発売開始したら1ヵ月の予定数量を3日で出荷して

しまい、10月下旬まで出荷停止になるってニュースになった商品です。

ニュースのイメージとしては出荷停止=販売休止に思えてしまうんですが、

冷静に考えてみると、出荷済になっただけで完売したわけじゃないんです

よねぇ。

出荷済になったってニュースが出た事でレア感が出て、店頭で見つけたら

「買っておかなきゃ」って思ってしまう、見事なニュース配信です。

 

出荷停止とか販売休止のニュースもそうですが、数量限定とか期間限定って

売り方も同様ですよね。

本当にその数量しかないのか、実際にどれだけ売れたのか判断する材料は

売る側にしかないのに買う側はついつい飛びついてしまう。

高級感やったり希少価値やったりを買う側に感じさせたら、売値はあまり問題

ないっていうのはどんな商売でも共通やと思います。

 

 

 

瓦も元々はお寺や城郭などでだけ使われていました。

高級品やったんです。それが江戸時代に一般に普及するようになって大量生産で

少し高級感が薄れるようになって、更に安価な屋根材が出てまた高級品になって

って事を繰り返しながらこれまで残ってきました。

でも今は瓦は高級品って意識も持ってもらえてません。そもそも存在感そのもの

が薄くなってきています。

屋根の上での瓦の存在感を取り戻すためにも、もっといろんな事を伝えて

いかなきゃなぁって感じました。