姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分の仕事が誰の為のものなのかを考える事も大事です。

こんばんは。


姫路の瓦工事店の表(おもて)です。
寒い寒いと思って朝の身支度で防寒装備を固めていたら昼間には
暑くて防寒着が邪魔になってしまうという罠にここ数日陥ってし
まっています。そろそろ春到来ですね。

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自分の顔を見せるって事も大事やけど相手の顔を見るのも大事です。

 

先日、「捨てられる銀行」という本を読みました。バブル崩壊
降の銀行が行ってきた施策について、かなり辛口に語られていま
した。不良債権処理のみに邁進してしまって銀行自体が自らの存
在価値を見失ってしまっているという内容です。
読みながら銀行の対応あるあるにうんうんって思いながら、ふと
瓦業界も同じような状況になってないかな?って疑問が浮かびま
した。
特に大手ハウスメーカーさんなどのビルダーの仕事に入るように
なると施主さんと顔を合わす事もなくなってしまって、自分が施
工した家にどんな人が住むのか分からないままになる事も多々あ
ります。

 

お客さんの顔が見える方がやりがいを感じます。

 

職人として毎日現場に出てお客さんと挨拶して雑談してって出来
ていた頃はあまり感じなかったんですが、今はたまにしか現場で
仕事する事がなくなってしまっているので、お客さんと話をする
のは限られた回数になります。
それでも現場の仕事が完了して最後にお客さんに挨拶に行った時
に「いい仕事をしてもらってありがとう」って言ってもらえると
自分が作業した現場じゃなくてもとても嬉しいんですよね。
うちは大手さんの仕事からは離れているので、比較的施主さんと
直接顔を合わせられるのでそれがモチベーションになっています。

 

自分のお客さんが誰なのか、きちんと考える事も大事です。

 

お客さんというと直接仕事の取引をする相手ってイメージが強い
ですよね。小売業など商品を販売している業種はお客さんって分
かりやすいけど、我々工事業では直接取引するのは工務店さんや
ったり大工さんやったりビルダーさんになる事が多いので、施主
さんから直接依頼して頂ける仕事で「ありがとう」って言葉をか
けてもらえる事で自分のお客さんが誰なのかって再認識出来る事
がとても有難いです。
自分の仕事が最終的にどんな人のところに届いているかをきちん
と認識してそのお客さんのために仕事をするって思えるようにこ
れからも精進していきます。