姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

今でこそ当たり前でも450年前は想像する事ですら奇跡です。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
最近、朝は毎日セミの鳴き声と寝汗の気持ち悪さで目が覚めてます。今の時期に鳴くセミってアブラゼミとかミンミンゼミやったはずやのにいつの間にかクマゼミばっかりになってきてますね。
私が子供の頃はクマゼミってなかなかいなくて捕まえたら嬉しかったんですが、今はアブラゼミを見つける方が難しいです。

 

たまには美術館に行ってみるのもいいものです。

 

今、大阪にある国立国際美術館ブリューゲルバベルの塔」展という展示会をやっています。ブリューゲルは16世紀に活躍した画家で聖書に出てくるバベルの塔を描いた画家はたくさん居たらしいんですがその中でも桁外れのスケールで描いた人です。
当時の人の想像力では5階建てくらいの塔が精一杯やったらしいんですが、そんな中でブリューゲルバベルの塔は500m以上の高さがあるそうです。
この絵の事は知ってたんですが、実物を見れるとは思ってなかったので嬉しかったです。
暑い日でも空調が効いた中でゆっくり出来るのでたまには美術館に行ってみるのもいいものですね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20170724222301j:plain

もう一つ見所がありました。

 

この「バベルの塔」展にはもう1つ見所がありました。しかも特別展をやってる展示室に入る前に見る事が出来るんです。
それはブリューゲルバベルの塔を一部切り取って内部構造を想像で描いた「INSIDE BABEL」という作品です。しかも描いたのは「AKIRA」で有名な漫画家の大友克洋さんなんです。
バベルの塔を見れるだけでもすごいのに、その内部構造を想像して描かれた作品まで見れるってのが凄すぎです。
今回は特別展の「バベルの塔」展を回るだけで後の予定の時間が迫ってしまったので常設展を見れなかったのが心残りです。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20170724222327j:plain

ちょっと変わった美術館です。

 

この国立国際美術館は普通の美術館とは違っていて、展示室が地下にあるんです。こういう美術館って他には香川県の直島にある「ベネッセアート美術館」しか知りません。
でもよくよく考えてみると美術品に太陽光って大敵やし湿度とか温度の管理も地中の方が管理しやすいのでかなり理に適っているんですよね。
地下やけどロビーは外からの光がうまく取り入れられていて暗いイメージは全くなかったし、そこから展示室へはさらに地下に潜っていくのでちょっと秘密基地っぽくて面白かったです。
夏休みに入った直後やったので朝イチでも結構人が多かったけど中に入った瞬間は蒸し暑い外の世界から別世界に来たような感覚でした。