姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

大正~昭和初期にタイムスリップした気分でした。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
暑い中にも秋の空気が少しずつ感じられるようになってきましたね。セミの声もクマゼミの集団の暑い鳴き声からツクツクボウシの声にシフトしてきてちょっとホッとしてきました。

 

最新の設備の揃ったホテルもいいけど・・・。

 

先日の伊勢への旅行では伊勢市に到着したのが22時を過ぎる事が分かっていたので、宿は寝るだけのつもりやったんです。それでも嫁さんがあれこれ調べてくれて料金的にも雰囲気的にも良さそうな宿を選んでくれました。
それが大当たりです。設備的な面で言えば最新のRC造のホテルと比べたらいろいろ足りないところはあるんですが、木造の建物の雰囲気が最高に良かったんです。
宿のH.P.にも通気性は良好ですが機密性は良くありませんと書いてあるように完全木造で自分たち以外の宿泊客の気配がはっきりと分かるんですが、和室でのんびり寛ぐ雰囲気としてはそういう建物の方が気が休まるような気がします。

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中庭の水琴窟がいい音を出してました。

 

建物が中庭をぐるっと囲む回廊のように配置されているんですがその中庭には水琴窟があります。水琴窟って博物館みたいな所で見る事はあっても実際に庭にあってその音を聞く機会ってなかなかなくて新鮮でした。暑い夏が少しだけ涼しくなるような音色で時間を忘れそうになります。
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お風呂も家族風呂でゆっくり入れるし、談話室には蓄音機もあって建物の雰囲気と相まってタイムスリップした気分に浸れます。
ちなみに建物は一番古い部分が大正年間のものらしく新しい部分も昭和初期で旅館としての創業は昭和元年との事なのでこの雰囲気が壊れないまま残っている事が嬉しいです。

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次はもっとゆっくりの日程で泊まりたくなります。

 

今回は夜遅くに到着で朝早くに出発やったのであまり宿の雰囲気を堪能してる時間がなくて目立つ所しか見て回れなかったので、次はもっと早くにチェックインして館内を探索していけたらなぁって思います。ここに泊まると他の宿泊客の人とも仲良くなれそうな気がします。
立地もJR伊勢市駅から徒歩3分やし、外宮まで1kmほどと近くて車じゃなく電車でのお伊勢参りにもちょうどいい所でした。
これまで泊まりでお伊勢参りに行った事がなかったのでこんないい宿が近くにあるなんて知らなかったのでかなり嬉しい大発見になりました。