姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

当たり前は当たり前じゃないって確認する事が大事です。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表です。
先日取材を受けた雑誌「まるはり」の発売日になりました。わくわくしてたんですが、仕事がかなりバタバタしてしまって結局買いに行けませんでした。明日には買ってこれるかなぁ。

 

業界外の人に瓦の事を話す機会って少ないです。

 

今日は組合の青年部の交流事業として毎年継続でやってる学生さんへの瓦の講義をしてきました。西宮の吉川商店さんの会議室を会場として神戸山手大学の学生さん14名が対象やったんですが事前の授業でいろいろな建物を見て来られているので、説明の合間に先生が「〇〇の屋根ね」とか注釈を入れてくださったのがとても助かりました。
仕事でお客さんと話をしていてもガッツリ瓦の話をする事ってあまりないので、今回のように業界以外の方に向けて講義のような事をする機会って実はとても少ないんです。

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当たり前やと思っている事は当たり前じゃない。

 

毎日扱うものなので瓦に関してはいろいろな事が「当たり前」になってしまってるんですが、こういう機会に講義という形で話をさせてもらうとそれが当たり前ではないって事に気付かされます。
今でこそいろいろな屋根材が出てきて、選択肢が増えてますが、少し前までは住宅の屋根ってほとんど瓦やったので身近なものやと思い込んでしまうんですよね。
そうじゃないって事に気付かされて少し経ちますが、やっぱり油断すると瓦があるのが当たり前って思ってしまいます。

 

意外と要望があるみたいです。

 

瓦の講義をしたって話をすると意外な所から「聞いてみたい」って要望が上がる事があります。それも建築関係の人から言われる事が多いんですよね。それだけ知られていないって事なんかな?
我々業界のものからすると「こんな話みんな知ってるやろしなぁ」って思うような事の方が食いつきが良くて、「コレを伝えたい!」って思う事には興味を持ってもらえてないような気がします。
典型的な「売る側の押し付け」状態ですね。もっとどんな情報を求められているのかって事をしっかりと調べないとなぁ。